【日本代表】ガーナ戦スタメン考察 久保&前田らアピールなるか、CB伊藤のパフォーマンスに再注目
ブラジル戦で浮彫となった攻撃面の課題解消へ 鍵を握るCFは上田か
日本代表は6月10日、ノエビアスタジアム神戸で行われるキリンカップでガーナと対戦する。0-1で悔しい敗戦を喫したブラジル戦では、守備面で奮闘した一方、攻撃面では課題が浮き彫りとなった。ここでは、FIFAランク1位の強豪国との戦いから中3日で迎えるガーナ戦での推奨メンバーとシステムを考察する。
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日本(FIFAランキング23位)は、今年11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)に向けた強化の一環として、6月2日から14日にかけて国内で計4試合の国際親善試合を実施。シリーズ初戦となったキリンチャレンジカップのパラグアイ戦(FIFAランキング50位)は4-1で勝利し、ブラジル戦は0-1で敗戦。森保一監督は6月シリーズにおいてシステム4-1-4-1を軸とし、深めることを明言している。また選手も幅広く起用する意向を示しており、ガーナ戦ではこれまで出番の少なかった選手にアピールしてもらいたいところだ。
攻撃陣では、ここまで出番のないFW上田綺世(鹿島アントラーズ)がセンターフォワード(CF)でどこまで通用するのか試したいところだ。FW前田大然(セルティック)はブラジル戦で積極的なプレスをかけるなど、ゴールまであと1歩という印象。得点して、自信をつければ、日本代表にとってもプラスとなるだろう。
右ウイングにはパラグアイ戦で途中出場しながらも、アピール不足となってしまったMF久保建英(マジョルカ)がチャンスを掴みとれるか。代表合流直後に負傷した影響もあり、パラグアイ戦では「少し焦りが出て本来の良いプレー出せなかった」と反省。強豪ブラジルとの対戦に闘志を燃やしていたが、ピッチに立つことはなかった。先発出場し、21歳を迎えてから初の試合で存在感を示すことができれば、森保ジャパンのオプションが増えることとなる。
4-1-4-1の要となる中盤アンカーには2試合連続でMF遠藤航(シュツットガルト)が先発起用された。だが、W杯本大会も想定してアンカーの2番手も定めておきたい。パラグアイ戦で途中からアンカーに入り、ブラジル戦ではセンターバック起用のDF板倉滉(シャルケ)が最終ラインの前の”壁”として適任か。
インサイドハーフにはMF守田英正(サンタ・クララ)とMF田中碧(デュッセルドルフ)がレギュラーとして君臨してきたが、守田は負傷のため途中離脱。ロシアW杯の主力組でブラジル戦に途中出場したMF柴崎岳(レガネス)にも長い出場時間を与えて対応力を見極めたい。また、森保監督はMF堂安律(PSV)や久保にもインサイドハーフ起用を示唆しており、ガーナ戦で挑戦するのかも見どころとなりそうだ。