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ブラジル代表FWヴィニシウス「この選手はちょっと違う」と脱帽 印象に残った日本人プレーヤーは?
ブランドアンバサダー就任記者会見に出席、日本との一戦を回想
ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)が6月7日、都内でゴールデンコンセプト社のブランドアンバサダー就任記者会見に出席し、実業家のローランド氏とトークショーを行った。
前日に国立競技場で行われた日本代表との親善試合に先発出場したヴィニシウスは、日本戦を振り返り、「とても難しい試合でした。日本の守備が強く、ことごとくカウンターを遮断されました。すごく強いチームだと分かっていましたが、最後に勝つことができて良かったです」と語った。
日本人選手については、レアルに在籍するMF久保建英と「リバプールの試合は、ほとんどを見ている」ことから、MF南野拓実のことを認識していたが、それ以外の選手たちのことは知らなかったという。
「日本人の名前は難しい」と、名前は覚えていなかったものの、印象に残った選手として「6番と5番」と、MF遠藤航とヴィニシウスと対峙したDF長友佑都を挙げた。
長友は試合前から、ヴィニシウスを抑えることに強い意気込みを見せていたが、その気迫はしっかりと伝わっていたようだ。
「試合前に、よく知っていたわけではありませんが、35歳だということは知っていました。試合が始まったら『この選手はちょっと違うな』という印象を受けました。スタミナも、激しい試合に耐えられるフィジカル能力も凄い。個人的にも、彼がまた素晴らしいシーズンを過ごせるように願いたいです」と、ピッチで火花を散らした相手にエールを送った。
ヴィニシウスが決勝ゴールを挙げ、レアルを通算14度目の欧州制覇に導いたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝も見たというローランド氏は、「バックヤードで、『今年はバロンドールを取れるんじゃない?』と言ったら、『今年はベンゼマだよ』と言われたんです。そういう謙虚な人柄も、トッププロになれた所以なのではないかなと感じました」と、ピッチで世界最高峰のプレーを見せる21歳の人柄の良さを明かしている。
日本戦を終えてオフに入るヴィニシウスだが、冬にはカタール・ワールドカップ(W杯)が控えている。レアルで欧州を制した怪童は、「今は、シーズンが終わったばかりなので、W杯に向けた準備はこれからします。本当に大事な大会ですから、強化試合を含めて、ブラジル人として、しっかり準備していきたい。目標は優勝です」と、世界制覇を誓った。
(河合 拓 / Taku Kawai)