「今は言語化できない」 田中碧が王国ブラジル相手に感じた「分かりやすく離れていた」差とは?
ネイマールやヴィニシウスに股抜きされるなど、力の差を見せつけられる
森保一監督率いる日本代表は、6月6日に国立競技場で行われたキリンチャレンジカップ第2戦でブラジルに0-1で敗れた。最少失点ながら、FIFAランキング1位のブラジル相手に力の差を見せつけられる形になり、後半36分までプレーしたMF田中碧(デュッセルドルフ)は一夜明けてのオンライン会見で「学んだことを今は言語化できない」と差の大きさについて語った。
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田中は序盤から相手エースのFWネイマール(パリ・サンジェルマン)に激しくチェックに行ったが、ファウルを取られることも多く、攻撃の勢いを止めることができず。逆に、ネイマールとFWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)に股抜きされるシーンもあった。
ボール支配率は47.8%対52.2%だったが、シュート数は4対18。枠内シュート数に至っては0対12と、1点差以上の内容の違いがあったのは否めない。後半36分までプレーした田中は「股抜きされたのは悔しい」と語りつつ、ブラジル戦で学んだことに関しては「今は言語化できない」と述べた。
「それくらい分かりやすく離れていたけど、その差はフィジカルやスピードという抽象的な言葉で終わらせるのではなく、細分化して消化しないといけない。まだ整理はできていない感じがする。まずは肌感覚と映像を照らし合わせて、感じていたものが客観的に見て違うのか、合っているのか。自分と相手との関係で、サッカーには相手がいてゲームの流れや運も作用する。自分がそういう選手に追いつくための具体的なものを見つけないと追いつけない。その作業は簡単ではない。それが分かれば追いつける」
田中は今回のブラジル戦での教訓を糧にトライ&エラーを続けていくことを誓っていた。