「勝ち点0だったのがすべて」 権田修一、ブラジル相手に好守も0-1惜敗に厳しい目「それを見るべき」
カタールW杯でスペイン、ドイツと対戦することを見据えると「勝ち点1も取れずに試合を終えた」
森保一監督率いる日本代表は、6月6日に国立競技場で行われたキリンチャレンジカップ第2戦でブラジル代表に0-1で敗れた。FIFAランキング1位の王国相手に最少失点での黒星となったが、GK権田修一(清水エスパルス)は一夜明けてのオンライン会見で、「勝ち点0だったのがすべて」と現実を受け止めている。
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10番のFWネイマール(パリ・サンジェルマン)を中心とした攻撃に守勢に回った日本だが、権田の好セーブとDF板倉滉(シャルケ)の粘り強いディフェンスで前半を0-0で折り返す。森保監督は後半開始からMF鎌田大地(フランクフルト)をインサイドハーフに投入。さらに、後半22分にFW前田大然(セルティック)、同28分にFW堂安律(PSV)とFW三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)を送り込み、フレッシュな選手を入れて攻撃の圧力を上げた。
そうしたなかで後半30分、ブラジルがゴール前に攻め込んだ局面でシュートを打とうとしたFWリシャルリソン(エバートン)にMF遠藤航(シュツットガルト)が寄せたプレーがPK判定。これをネイマールがゆっくりとした助走から権田の逆を突くシュートを決め、後半32分に勝負を決するゴールになった。
権田はブラジルにシュート18本、うち12本が枠内とゴールを脅かされながら、最少の1失点に抑えた。それでも、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグでスペイン、ドイツと対戦することを見据えると、決して喜べる内容ではないと語る。
「W杯初戦がドイツ戦なので、そういうイメージをしたところで言えば、勝ち点0(敗戦)だったのがすべて。(1失点で終えたが?)みなさんが僕らに何を求めているか。カタールW杯で全試合0-1で終わって、『強豪国に善戦した』『よくやった』で日本サッカーが発展するならいいけど、僕らはそうではなくベスト8に入ることを目標しているとしたら、勝ち点1も取れずに試合を終えたということなので、それを見るべきだと思う」
権田はW杯の舞台で勝ち点1、勝ち点3を奪うために、フォーカスしていくべきだと自分たちにも厳しい目を向けていた。