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ファーガソン元監督がモイーズに二流チームを押しつけたという意見に反論
ヘアドライヤーぶりは健在
マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のレジェンドであるサー・アレックス・ファーガソンは、ピークの過ぎた二流チームをデイビット・モイーズへと押し付けたという意見に対し、真っ向から反論した。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じた。
プレミアリーグの最多優勝記録を誇るレッド・デビルズだが、ファギーの退任後は成績不振に陥った。名将を失った影響はあまりに大きく、後任を務めたモイーズはチームを上昇気流に乗せられないまま昨季途中でクラブを去った。
一方で、自身の後任者に衰退したグループを引き継がせ、自分は栄光に包まれたままで引退したという見解も存在する。
ファギーは、リニューアルした自叙伝のプロモーションのため、ロンドンでのトークイベントに参加した。オールド・トラッフォードの伝説は、そうした指摘に対し、「屈辱的だよ。私の最後のシーズンは、2位に11ポイント差もつけて優勝したのだからね」と主張して言葉を重ねた。
「私は、ジョーンズ、スモーリング、ウェルベックのような若い選手たちを残した。他の選手たちだってそうだ。ファン・ペルシー、ビディッチ、キャリック。素晴らしい選手たちばかりだ。私のベストな契約は、キャリントン(マンUのトレーニング場)だ。あそこはファーストクラスの施設さ」
また、その場では、現マンU監督であるルイス・ファン・ハールの采配にも触れた。特に、今季序盤に経験不足を露呈してしまった守備陣についてはこう言及した。
「4バックシステムを固定するまでは、安定した結果を手にすることができずにいた。ショー、ロホはまだ若い。経験値の高いプレーヤーはラファエルだけだったからね。ファン・ハールは、確実にユナイテッドに適した男だ。彼が成し遂げる仕事に疑いの余地は全くない」
現在のレッド・デビルズを束ねるオランダ人指揮官に対しては絶大な信頼を示した。一方で、瞬間的に沸点を飛び越える、かつてのヘアドライヤーぶりはいまも健在だった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web