ネイマールは日本戦でPKによる1ゴールをマーク

　ブラジル代表FWネイマールは、6月6日に国立競技場で行われた日本代表とのキリンチャレンジカップでPKによる決勝ゴールを奪い、1-0の勝利に導いた。母国メディア「グローボ」では「これでペレまであと3点」と、ブラジル代表歴代最多ゴール記録に迫っていると報じた。

　ブラジルは前半から日本に鋭い攻撃を仕掛けてゴール前のシーンも多く作り、その中心にネイマールが君臨した。だが、日本もDF板倉滉がボレーシュートをブロックし、GK権田修一もミドルシュートを弾き出すなど世界的スターにゴールを許さず試合が進んだ。

　そのなかで後半30分過ぎ、MF遠藤航がFWリシャルリソンを倒したプレーがPKとなりキッカーはネイマールが務めた。ゆっくりとした助走から権田の逆を突いたシュートを決めると、これが決勝点になった。

　レポートではこれがネイマールの代表通算74ゴール目になったとして、歴代最多ゴール記録を持つペレの77ゴールまであと3ゴールに迫ったとされた。そして「歴史的な得点王の争いを鮮明にした。ブラジルはワールドカップ（W杯）まであと2試合を行う。カタールW杯でペレの記録に到達することもできる」と記録に近づいてきたことを報じた。

　ネイマールはまだ30歳であり、キャリアを考えればペレの記録を抜く可能性は非常に高いといえそうだが、そのタイミングがいつになるのかもブラジル国内では注目されている模様だ。

　同メディアが公開しているブラジル代表の歴代ゴール数ランキング上位10人（1914年～2022年）は以下の通り

77ゴール　ペレ（91試合）
74ゴール　ネイマール（119試合）
62ゴール　ロナウド（98試合）
56ゴール　ロマーリオ（70試合）
48ゴール　ジーコ（71試合）
40ゴール　ベベット（76試合）
35ゴール　リバウド （75試合）
33ゴール　ジャイルジーニョ（81 試合）
33ゴール　ロナウジーニョ（97試合）
32ゴール　トスタン（54試合）