先発フル出場のDFマルキーニョスが日本戦を回想

　ブラジル代表は6月6日に国立競技場で行われた日本代表戦で1-0と辛勝したなか、先発フル出場のDFマルキーニョス（パリ・サンジェルマン）が日本戦を振り返り、「日本はワールドカップ（W杯）へ準備万端のチーム」と称賛。その一方で自チームの反省点を挙げ、「それが日本チームに自信を与えてしまった」と語っている。ブラジルメディア「GAUCHAZH SPORTS」が伝えた。

　ネイマールをはじめ、今季のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）制覇に貢献したDFエデル・ミリトン、MFカゼミーロ、FWヴィニシウス・ジュニオールらレアル・マドリードのメンバーもスタメン起用したブラジル。本気モードで開始早々からチャンスを作り出すなど主導権を握り続け、後半32分にネイマールがPKを沈めて1-0と勝利している。

「難しい試合になるのは予想されていた」と語ったのは先発フル出場のDFマルキーニョスだ。2日の韓国戦で5-1と完勝するも、日本戦ではゴールをこじ開けられない時間が長く続いた。

「今日は序盤にパスミスが何度もあり、それが日本チームに自信を与えてしまった。日本はW杯へ向けて準備万端のチームであり、非常にいいテストだった。W杯の試合ではこういう試合もあるし、時には1-0を維持しなければならないこともある」

　日本の粘り強い守備に手を焼いたブラジルだが、11月の本番を想定したテストマッチとしては意義のあるものになったようだ。