「我々のオプションが増えた」 森保監督がベテラン長友を称賛、“右SB”での安定プレー評価
王国ブラジル戦で右SB起用、攻守に安定感が光るプレーを披露
日本代表(FIFAランキング23位)は、6月6日に国立競技場で同1位のブラジルと対戦し、0-1で敗れた。森保一監督は、この試合で定位置とは逆サイドの右サイドバック(SB)でスタメン起用となったDF長友佑都について、「我々の戦いの中で1つオプションが増えたと思う」と一定の評価を与えた。
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4-1で快勝したパラグアイ戦(2日/札幌ドーム)では出場機会のなかった長友は、ブラジルとの一戦で定位置とは逆サイドの右SBとしてスタメン出場。前半から相手の猛攻を受けつつも、粘り強いディフェンスで食い下がっただけでなく、後半13分にはMF伊東純也からのパスに抜け出し、右クロスからあわやというチャンスも作り出した。
マッチアップした相手左サイドハーフのFWヴィニシウス・ジュニオールには目立った仕事をさせず、後半途中交代に追いやる働きぶりで存在感を発揮。この試合を通じたパフォーマンスについて、森保監督は「彼のこれまでの経験が出た。対人の強さはヴィニシウスに対しても互角に戦っていたと思うし、世界のトップのチームで経験してきた彼の力は国際大会のレベルが上がった時に、世界で戦う上で必要な要素をプレーで見せてくれていると思う」と振り返った。
パラグアイ戦では左SBで代表デビューを飾ったDF伊藤洋輝が堂々のパフォーマンスを披露。王国ブラジル戦の出来は、長友にとってワールドカップ(W杯)メンバー争いを占う意味でも重要なものとなったなかで、安定した働きを示した事実は大きな自信になる。森保監督も「右サイドでの起用は、我々の戦いの中で1つオプションが増えたと思う」と評価しており、W杯メンバー入りへ意地を見せつける形となった。