岡崎らFW4人同時起用に手応えのレスター監督 痛恨の開幕戦黒星は「チームになりきれなかった」

ハルに1-2と敗れ悔しさを見せたラニエリ監督 王者の黒星発進はプレミア史上初

 レスターのクラウディオ・ラニエリ監督は、1-2で敗戦した13日のプレミアリーグ開幕戦のハル・シティ戦の終盤、日本代表FW岡崎慎司、イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディらストライカー4人を同時起用するパワープレーを敢行した。指揮官は超攻撃的スタイルに一定の手応えを感じているものの、「チームにはなりきれなかった」と悔しさを露わにした。レスター公式サイトが、指揮官の試合後のコメントを伝えている。

 レスターは1点ビハインドで迎えた後半開始早々の2分に、MFリヤド・マフレズがPKを決めて同点とした。良いリアクションを見せて後半戦の逆転に期待が集まったが、同12分にMFロバート・スノッドグラスに強烈な左足のミドルシュートを叩きこまれ、勝ち越しを許した。

 ラニエリ監督は、試合終盤に岡崎やFWレオナルド・ウジョアを投入。同ポジションのFW同士の交代ではなく、2人はMFやDFに代わって出場したため、FWアーメド・ムサ、ヴァーディ、岡崎、ウジョアと所属する4人のストライカー全員が同時にピッチに立った。

 結局反撃は及ばず、そのまま1-2で試合に敗れたが、指揮官はオプションとしての超攻撃的布陣について「我々は4人のストライカーを同時にプレーさせる時、ムサとリヤドがワイドでプレーしたことは重要なことだった。彼らは得点を求め、近いところまでいった」と、手応えを感じているようだった。

 

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