スアレスの復帰で出場機会減少か!?

　アーセナルは、移籍市場が再開する来年1月に向けてバルセロナのスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスの獲得準備を進めている。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。
　ガナーズは、27歳のスペイン人がバルセロナの本拠地カンプノウで満足のいく時間を過ごせていない状況を把握しているという。彼が出場機会を手にするため、バルセロナ強化部に移籍希望を申し出る瞬間を虎視眈々と狙っている。
　ペドロ獲得に必要な移籍金は推定2500万ポンド（約43億円）。リバプールから加入したFWルイス・スアレスが、ブラジルワールドカップ（W杯）1次リーグのイタリア戦でのかみつき事件による4カ月の出場処分が解け、今後も出場機会が減少する可能性もある。ペドロ自身もより多くの試合に出場するため、来年1月に移籍することに対して前向きに検討していると伝えられている。
　ペドロは、ブラジルW杯前の時点では自らの去就について、「僕は穏やかな気持ち。W杯に集中しているし、何かしらの決定事項があれば、その時に話すだろう。何が起こるのか見届けたい」と核心を突くコメントは控えていた。
 
　バルセロナのカンテラで育ったアタッカーが母国を離れ、イングランドに乗り込む。その日は、近い将来訪れるかもしれない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web