プレミア史上「“最悪”契約ランキング」 英紙トップ10公開、期待外れのポグバ、“14日間でクビ”の伝説補強がランクイン

プレミア史上最悪の契約とは?【写真:Getty Images】
プレミア史上最悪の契約とは?【写真:Getty Images】

英紙「デイリー・スター」がプレミア史上最悪の契約をランク付け

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、6月1日に今月末をもってフランス代表MFポール・ポグバが退団することを発表した。世界有数のスター選手がキャリアで2度、同じクラブをフリー移籍で離れるのは珍しい。ユナイテッドにとっては悪夢のような決定となったが、英紙「デイリー・スター」は、プレミア史上最悪の契約をランク付け。今回のポグバはワースト3位となり、さらに2つの契約が、それ以下にランクされた。

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「デイリー・ミラー」紙は、過去のプレミアリーグのワースト移籍10を選出し、ワースト3位にポグバがランクイン。ユナイテッドのファンにとっては、ポグバの契約ほど嘆かわしいものはないかもしれない。

 ポグバはユナイテッドで通算233試合に出場して39得点51アシストをマーク。2012年夏に移籍金ゼロでイタリア1部ユベントスへ移籍した後、16年夏に当時の史上最高額で買い戻した。この時の移籍金を含め、ユナイテッドはポグバに移籍金や年俸などで、総額2億ポンド(約280億円)を費やしているからだ。

 そのポグバよりも酷い契約とされたのは、チリ代表FWアレクシス・サンチェスの移籍だ。2014年にバルセロナからアーセナルに加入したサンチェスは“ガナーズ”で大活躍を見せるも、その後に移籍したユナイテッドでは期待外れに。チームを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督はのちに、自身が失敗した要因の1つとしてサンチェスの名を挙げたほどだ。

 そして1位に選ばれたのは、サウサンプトンの伝説的な補強だ。サウサンプトンは1996年、当時のグレアム・スーネス監督が元リベリア代表FWジョージ・ウェア氏の名を騙る人物から連絡を受けた。

 その人物に推薦されたのがセネガル人FWアリ・ディアで、パリ・サンジェルマン(PSG)に在籍したことがあり、セネガル代表としても13試合に出場したといわれた。その推薦を信じ込んだスーネス氏は、ディアを獲得。しかし、実際にディアにはPSG在籍歴はなく、セネガル代表にも選ばれていなかった。

 結局、公式戦1試合に出場したが、クラブは14日間で契約を解除。それでもディアは14日の在籍で2000ポンド(約32万円)を得たという。

 今夏の移籍市場でも多くの契約が成立していくと見られるが、どのクラブにとっても、このリストを更新するような補強は避けたいところだろう。

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