森保監督、聖地“新国立”での代表初ゲームに意欲 「ブラジルに勝って歴史をつなげられるようにしたい」
「日本サッカーの歴史が詰まっている聖地」でのブラジル撃破を狙う
日本代表の森保一監督は6月5日、キリンチャレンジカップ・ブラジル戦の記者会見に登壇。FIFAランキング1位の王国相手の一戦に向けて、「国立競技場でブラジルに勝って歴史をつなげられるようにしたい」と意気込みを語った。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
カタール・ワールドカップ(W杯)でスペイン、ドイツという優勝国と同組となった森保ジャパンは、6月に強化試合を4試合予定。6月2日のキリンチャレンジカップでは、FIFAランキング50位の南米パラグアイ相手に4-1と快勝を飾った。
6月6日に行われるキリンチャレンジカップ第2戦は王国ブラジルが相手。このゲームは、東京五輪に合わせて改修された国立競技場で行われる初のA代表戦となる。
森保監督は、国立競技場を「日本サッカーの歴史が詰まっているサッカーの聖地」と表現したうえで、ブラジル戦への想いを口にした。
「過去の歴史を作ってきてくださった人たち、日本サッカーの歴史をつないでくださった、尽力してくださった人たちのその時の思いと、未来に向けた思いが詰まっている。国立競技場が新しくなって初めて試合ができる。日本サッカーの発展を感じてもらえるような結果を求めながら、明日の試合に全力を尽くしたい。この国立競技場でブラジルに勝って歴史をつなげられるようにしたい」
また、ブラジルのハイプレスのかいくぐり方を問われると、「ボールを奪った瞬間、相手はすぐに奪い返しに来るだろう。そこでプレッシャーでロストしてもう1回攻撃されるのか、それを回避してゴールに向かう、保持できるのかは試合展開に大きな影響を及ぼす」と語り、切り替えの重要性を問いた。
「ブラジル対韓国もそうだったけれども、割とボールを持たせてもらえる時間もあるだろう。そこは選手には、ボールを持てる時間と、ボールを持つために自信を持って動かし、ボールの移動中に素早くポジションを取って、いいポジションから守備網を崩せるようにという展開を数多く作りたい。オリンピックや世界の強豪、これまでのW杯や強化試合で対戦した時、切り替わった時に相手に食われてしまうのか、プレッシャーを回避できるのかで試合の結果が変わってきた過去の歴史がある。予測力を速く、判断を速くして攻撃に移れるようにしたい。W杯で結果を出すためにも予測力は鍵になる」
森保監督が就任以降すり込んできたコンセプトを、ブラジルとの一戦でも体現できるか。勝利に向けた重要なポイントとなりそうだ。