日本代表OBのブラジル戦予想スタメン 「賭けたほうがいい」と“切り札”に指名のアタッカーは?
栗原氏はJリーグで好調の上田ではなく、古橋のCF起用を予想
攻撃陣は、W杯最終予選で4試合連続ゴールを記録した伊東のスピードと突破力がメインオプションとなる。南野のポジョションはセンターフォワードと左ウイングが候補として挙がるなか、FW古橋亨梧(セルティック)のCF起用を踏まえ、左サイドでのスタメンを予想する。
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「ブラジルの攻撃を守り切るのも難しいですけど、得点を取るほうがさらに難しい。なぜかと言うと、相手が大きなミスをするか、相手を圧倒したプレーを2、3個続けないとゴールを割れない。例えば、伊東がドリブルで抜き切って、完璧なクロスを上げて、中も完璧な動きをして完璧なフィニッシュをしないとダメ。ブラジルの選手は能力が高くてそれが難しい。上田(綺世)は総合的になんでもできるし、Jリーグの中で飛び抜けた存在。ただ、ブラジル相手だとずば抜けた存在ではなくなる。古橋みたいに隙あらばスピードで一発あるような選手に賭けたほうがいいし、実際チャンスはあると思います」
栗原氏は、森保一監督の采配についても「途中から堂安(律)、久保(建英)、三笘(薫)、鎌田(大地)の切り札がどう生きるか試したい。今の日本の何が通用して、何がダメなのか、モノサシになると思います」と期待を寄せていた。
栗原勇蔵
くりはら・ゆうぞう/1983年生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。