長友佑都、ヴィニシウスとの対峙へ闘志「今の自分を試せる」 ブラジル戦で“右SB起用”浮上
ブラジルとの国際親善試合に向けたオンライン会見に対応
日本代表DF長友佑都が6月5日、ブラジルとの国際親善試合(6日/国立競技場)に向けたオンライン会見に応じた。この試合では、定位置とは逆サイドの右サイドバック(SB)でスタメンの可能性が浮上。今季のレアル・マドリードで躍動したFWヴィニシウス・ジュニオールと対峙について言及した。
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4-1で快勝したパラグアイ戦(2日/札幌ドーム)では出場機会のなかった長友は、ブラジル戦に向けたゲーム形式のトレーニングで右SBとしてプレー。所属クラブでも今季は右SBを務めるケースもあるなかで、代表でも同ポジションとしてスタメン出場する可能性が浮上している。
森保ジャパンでは左SB起用が続いてきたが、「自分としてもレギュラー争いという部分、ワールドカップ(W杯)のメンバーに入るところでもギリギリの戦い。首の皮一枚つながっている。本当に右で出るか分からないけど、左右できてウイングバックもできるのは重要。左サイドバックの長友という印象があると思うけど、右もできる新しい長友を見せたい」と意欲を覗かせた。
仮に右SBでピッチに立てば、相手左サイドハーフのヴィニシウスと対峙する可能性もある。今季レアルでリーグ戦35試合17得点と躍動した強力アタッカーを抑え込むのは容易ではないが、これまで数々の世界的な名手を抑え込んできた長友としても、容易く引き下がるつもりはない。
「世界的な選手とやれる震えあがる興奮は身体に染みついている。アドレナリンマックスで、長友佑都は強い相手とやってこそ本領を発揮してきた。(ヴィニシウスは)バロンドールを取ってもおかしくないノリに乗っている選手。自分がどれくらいできるか。今の自分の位置を試せる。全くできないようなら、W杯でもスペインやドイツのような強豪と戦うので厳しくなるという危機感ある。生きるか死ぬか、W杯のメンバー入りを含めてそう感じる」
パラグアイ戦では、本職の左SBで代表デビューを飾ったDF伊藤洋輝が堂々のパフォーマンスを披露。王国ブラジル戦の出来は、W杯メンバー争いを占う意味でも重要なものとなる。「自分にとってしびれる展開。これまでも逆境を乗り越えてきた。それこそ自分の強さが発揮できると思う。これから面白いことになるんじゃないか、争いを楽しみたい」と、“長友節”で覚悟を示した。