ネイマールが因縁のコロンビアにリベンジ弾! ブラジルが激闘を制し五輪4強進出

激しい球際の争いで乱闘モードに突入

 そうしたなかで同40分、お互い球際での争いがヒートアップした。コロンビアMFアンドレス・ロアを激しくチェックしたネイマールに対し、コロンビアイレブンが激怒。両チームの選手が乱闘モードに突入した。その後もコロンビアのマーカーがネイマール、ジェズス、バルボサらを削り続ける乱戦と化した。

 1-0でハーフタイムを迎えたブラジルは、後半9分にルアンのペナルティーエリア内でのシュートが相手DFの手に当たったように見えたがPKの判定は下されず。一方、守備ではカウンターのピンチでDFマルキーニョスが巧みな対人プレーでボール奪取するなど、コロンビアの反撃を断った。

 そして同37分、試合を決定づける得点が生まれる。ルアンがペナルティーエリア手前でボールを受けると、右足インフロントでボールを蹴り上げる。カーブのかかったボールは相手GKの手をすり抜けるようにネットに吸い込まれ、ブラジルが2-0とリードを広げた。

 試合はこのままタイムアップ。南米らしい激しさが凝縮された一戦は、名手たちが輝きを見せてセレソンの面目を保った。準決勝はブラジル対ホンジュラス、ナイジェリア対ドイツに決まった。同国史上初の五輪金メダルに向けて、カナリア軍団はあと2勝となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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