名将モウリーニョ、PSGの新監督候補に浮上 英メディア指摘「この規模の仕事に誘惑されるだろう」

ジョゼ・モウリーニョ監督【写真:ロイター】
ジョゼ・モウリーニョ監督【写真:ロイター】

モウリーニョ監督はローマ残留を宣言も、ムバッペとの共闘に「誘惑される」可能性を指摘

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は、2021-22シーズンのリーグ・アンで2シーズンぶり通算10回目の優勝を成し遂げた。しかし、悲願だったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の制覇を逃し、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は解任が近いとされる。そのなかで、英紙「メトロ」はイタリア1部ASローマを初代UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)王者に導いたジョゼ・モウリーニョ監督の招聘を検討していると報じた。

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 フランス代表FWキリアン・ムバッペ、ブラジル代表FWネイマール、さらにアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを攻撃陣に揃えたPSGは、CL初制覇に向けて十分な戦力が整ったと思われていた。しかし、決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードに大逆転負けを喫し、早期敗退を強いられた。

 今オフ、クラブはムバッペと新たに3年契約を締結。その一方で、スポーツダイレクターを務めていた元ブラジル代表MFレオナルド氏を解任するなど、慌ただしい動きを見せている。ポチェッティーノ監督の解任も報じられるなか、後任候補の1人としてモウリーニョ監督の名前が挙がっているようだ。

 モウリーニョ監督は、ポルトとインテルでCLを制覇し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)、ECLとUEFA主催の3大会すべてを制した経験のある史上唯一の監督である。ローマをECL初代王者に導いた後、モウリーニョ監督は「私はこのクラブに残る。間違いない。どんな噂が出てきても、私の希望はローマに残ることだ」と、来季はELに戦いの舞台を移すクラブへの残留宣言をしている。

 PSGの新スポーツダイレクターに就任するルイス・カンポス氏は、レアル時代にモウリーニョ氏と仕事をしており、英ラジオ局「talkSPORT」は、カンポス氏がモウリーニョ監督を高く評価していることに加え、モウリーニョ監督も「この規模の仕事、そしてメッシとムバッペと働くことに誘惑されるだろう」と指摘している。

 近年は、シーズン途中で解任されることも少なくなかったモウリーニョ監督。ローマで再び評価を上げたポルトガル人監督は、CLの舞台に戻ってくることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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