原口元気、こだわりの”アシスト”は「能力も開花してきている」 強豪ブラジル戦へ「シンプルに勝ちたい」

日本代表MF原口元気【写真:高橋 学】
日本代表MF原口元気【写真:高橋 学】

原口元気がオンライン取材に対応

 日本代表MF原口元気(ウニオン・ベルリン)は6月2日に行われたキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦(4-1)で2アシストをマークする活躍を見せた。インサイドハーフで先発し、存在感を発揮。6日のブラジル戦を前に4日、オンラインで取材に応じ、アシストへのこだわりを明かした。

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 パラグアイ戦の前半36分、自陣からDF伊藤洋輝が前線に正確なフィードを送ると、FW浅野拓磨のポストプレーから原口が前を向いた状態でボールを受けてドリブルで持ち上がり、スペースへ絶妙なスルーパスを通す。これを、スピードを生かして走り込んだ浅野が相手GKと1対1の局面を迎えたなか、冷静に浮かせるループシュートでネットを揺らした。

 また後半15分、再び原口からのスルーパスにMF三笘薫が完璧なファーストタッチで収めると、相手GKの動きを冷静に見極め、左足で頭上を越すループ弾を決めた。

 2本のスルーパスでゴールを演出した原口。インサイドハーフで先発し、攻撃を意識したうえで、これらのアシストには価値があった。

「ここ2、3年アシストは確実に増えた。ポジションが真ん中になったのもそうだし、今シーズンも6本でその前は7本。ラストパスのこだわりも。あまりイメージないだろうけど、そういう能力も開花してきていると思う。8番でプレーするうえではいいことだと思う」

 カタール・ワールドカップ(W杯)まで残り5か月半となった。前回大会のロシアW杯ではベルギー戦でゴールを決めるも、あと1歩及ばず。その時から今大会を見据えていた。

「前回大会に負けた時に4年後は考えていた。あそこで勝ち切れなかったのをどう埋められるかがポイントだった。(ドイツ)2部で2年プレーした、とか思いどおりではなかったけど、半年後に控えた今、遠回りだったけど成長して手応えのある状況になってきた。リベンジ、歴史を作るものに対して手応えを掴んできた。ここ半年、もっと確固たるものになるようにポジション争いも含めやっていきたい」

 まずはブラジル戦。原口自身、先発する可能性は低いものの、「シンプルに勝ちたい。勝っている日本代表を見せたい。世界で一番と言ってもいいチームなので、そういう相手に受け身になって2点、3点と失点して負ける姿は見せたくない。W杯で期待してもらえるような戦いを見せたい」と意気込む。虎視眈々と出番を狙う原口の活躍に期待が懸かる。

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