マンU、歴代補強”ワースト10”を英紙発表 今季退団ポグバは何位?「素晴らしいパフォーマンスは片手で数えるほど」

歴代のワースト補強を選出【写真:Getty Images】
歴代のワースト補強を選出【写真:Getty Images】

3位はポグバ、2位にはディ・マリアがランクイン

 英紙「デイリー・メール」がマンチェスター・ユナイテッドの歴代補強ワースト10を公開した。契約満了を持って今季限りでの退団が決まり、2度目の別れを迎えたフランス代表MFポール・ポグバが3位にランクインしたなか、1位には伝統の“エースナンバー7”を背負ったアタッカーが選ばれている。

 イングランドトップリーグ最多20回の優勝を誇る名門ユナイテッド。数々の名選手が歴史に名を刻んできた一方で、期待に応えることができなかったスター選手も少なくない。20年以上前には元アルゼンチン代表MFフアン・セバスティアン・ベロン(2001年加入/7位)、近年ではオランダ代表FWメンフィス・デパイ(2015年/10位)やフランス代表FWアンソニー・マルシャル(2015年加入/9位)などが適応に苦しんだ。

 そうしたなかで、今季限りでの退団が決まったポグバはワースト3位に選出された。ユナイテッドの下部組織で、2012年にフリートランスファーでユベントスへ渡っていたポグバは、16年に出戻り移籍でマンチェスターに帰還。移籍金8900万ポンド(約145億円)は当時のサッカー界史上最高額だった。

 その後、レギュラー選手として定着したポグバだが、怪我もあり、パフォーマンスも一貫性を欠いた。結局、フロントが求める最大限の働きをすることはできず、今夏に2度目の退団を迎えることに。記事では「本当に素晴らしいパフォーマンスは片手で数えるほど」と手厳しい評価を下されている。

 ワースト2位は2014年にレアル・マドリードから加入したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア。ポグバ以前にクラブ歴代最高額(5970万ポンド)を更新したレフティーも、プレミアの水に馴染めず本領発揮には至らなかった。

 そしてポグバやディ・マリアを抑えて不名誉なワースト1位となったのは2018年に獲得したチリ代表FWアレクシス・サンチェスだ。週給56万ポンド(約9200万円)の高額サラリーを受け取っていながら、在籍1年半で残した成績が45試合5得点という惨憺たる結果で批判にさらされた。加入決定時にクラブ公式ツイッターでピアノを演奏するムービーが公開されたが、低調だったパフォーマンスとの対比で「ユナイテッドのシャツを着てプレーするよりも、ピアノがうまかった男」と皮肉たっぷりのレッテルを貼られた。

■ユナイテッドの歴代ワースト補強 不名誉な1位となったのはサンチェス

「デイリー・メール」紙によるマンチェスター・ユナイテッドの歴代補強ワースト10は以下の通り。(加入年/前所属クラブ/移籍金)

10位 メンフィス・デパイ(2015年/PSV/3100万ポンド)
9位 アンジェロ・エンリケス(2012年/ウニベルシダ・デ・チリ/495万ポンド)
8位 アンソニー・マルシャル(2015年/モナコ/3600万ポンド)
7位 フアン・セバスティアン・ベロン(2001年/ラツィオ/2810万ポンド)
6位 バスティアン・シュバインシュタイガー(2015年/バイエルン・ミュンヘン/1440万ポンド)
5位 ベベ(2010年/ヴィトーリアSC/740万ポンド)
4位 ラダメル・ファルカオ(2014年/モナコ/ローン料600万ポンド)
3位 ポール・ポグバ(2016年/ユベントス/8900万ポンド)
2位 アンヘル・ディ・マリア(2014年/レアル・マドリード/5970万ポンド)
1位 アレクシス・サンチェス(2018年/アーセナル/ヘンリク・ムヒタリアンとのトレード)

(FOOTBALL ZONE編集部)



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