U-21日本代表、U-23アジアカップ初戦でUAEに2-1勝利 GK鈴木がPKセーブ&細谷の決勝ヘッド弾炸裂
先制直後に失点、勝ち越しのピンチを迎えるも、GK鈴木彩艶の好守で勝利を手繰り寄せる
ウズベキスタンで開催中のU-23アジアカップで、D組の日本は6月3日に行われた大会初戦でアラブ首長国連邦(UAE)と対戦。GK鈴木彩艶のPKストップ直後にFW細谷真大が決勝点を奪い、2-1で勝利した。
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2024年のパリ五輪を目指すU-21世代で大会に臨んだ日本は、Jリーグの各クラブでプレーする選手たちをベースに尚志高からドイツ1部シュツットガルトと契約したDFチェイス・アンリ、ベルギー2部ロンメルに所属するMF斉藤光毅らがスタメンに名を連ねた。一方のUAEはA代表のW杯アジア第5代表プレーオフを控え、U-23世代でもA代表を優先された選手が欠場するなかでの対戦になった。
立ち上がりから日本はボールをつないで攻撃する意図を見せる一方で、UAEも高い位置からプレスをかけた。GK鈴木彩艶から丁寧にビルドアップをしようとする日本は自陣でボールを失いかける形もあったが、プレスを外した際には効果的な前進を見せる場面もあった。
相手のセットプレーが続いて苦しい時間帯もあった日本は、敵陣でのプレーに精度を上げ切れずシュートチャンスはほぼ作れなかった。前半を0-0で終え、大岩剛監督は後半から斉藤に代えてMF三戸舜介を投入した。
前半よりも攻撃がスムーズに流れ始めた日本は後半16分、右サイドからDF内野貴史がクロスを上げると中央で相手DFが空振り。その背後にいたFW鈴木唯人が1人かわして冷静にシュートを流し込み、隙を見逃さない一撃で1-0の先制ゴールを奪った。
しかし日本は直後の後半18分、敵陣から蹴り込まれたフリーキックにアンリとDF加藤聖の対応が中途半端になり、背後に抜けたボールをFWヤセル・アルブルーシに豪快に蹴り込まれて失点。あっという間に1-1と試合が振り出しに戻った。
さらに後半26分、左サイドを突破されるとクロスがアンリの腕を直撃。身体から離れていた腕だったために主審はPKを宣告し、大ピンチが訪れた。それでも、ここで鈴木が相手キッカーの狙いを完全に読み切ったセーブを見せて日本のゴールを守った。
すると後半31分、日本は途中出場のFW藤尾翔太が右サイドから正確なクロスを入れると、FW細谷真大がドンピシャのヘディングを決めて勝ち越し。守護神のセーブに攻撃陣が応えた日本は2-1で初戦を制した。日本は6月6日の第2戦でサウジアラビアと対戦する。