森保ジャパン、パラグアイ戦の”主役”は? 英記者が”全てのプレー”を大絶賛「南野拓実のポジションを脅かしつつある」
浅野、堂安、原口、鎌田ら攻撃的な選手を称賛するなかでも”別格”は三笘
それでも、この試合の主役はやはり三笘薫だろう。この選手は、スピード、仕掛けの場面での勇敢の決断力、そしてパスとシュートを見極める目と、相手の守備を崩すのに必要な要素を全て備えている。南野拓実のポジションを脅かしつつあるこの選手に対する解答をパラグアイは持ち合わせていなかった。
試合を決定づける3点目のゴールは申し分なく、3月のW杯予選でオーストラリアを破った時と同様に、軽快なフットワークを見せた。
三笘は今、先発の座を勝ち取ろうとしている。彼はバックアッパー以上の存在であることを常に証明し続けてきた。ブラジル戦は南野が先発する可能性が高いだろうが、南野は三笘にポジションを奪われないためにもフィニッシュの精度とチーム全体への貢献度を高める必要があるだろう。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。