バイエルンFWミュラー、退団志願のレバンドフスキ残留を懇願 13年前の“リベリーの再現”を期待
2009年にレアル移籍を希望したものの、10シーズン残留したリベリーを引き合いに説明
ドイツ1部バイエルンに所属するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは、2021-22シーズン限りでクラブを退団することを希望している。スペイン1部FCバルセロナ、イングランド1部リバプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドが関心を示していると報じられているが、バイエルンのチームメイトであるドイツ代表FWトーマス・ミュラーは、ドイツ誌「キッカー」のインタビューでレバンドフスキの残留を希望している。
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2021-22シーズンもレバンドフスキは、公式戦46試合に出場して50得点を記録。リーグ戦では35得点を挙げ、5年連続のブンデスリーガ得点王に輝いた。ブンデスリーガ10連覇を果たしたバイエルンでも、替えの利かない得点源となっているが、UEFAネーションズリーグのウェールズ戦に向けた記者会見の中で、「バイエルンでの物語が終わったことは確か」「移籍は双方にとってベスト」と、契約が1シーズン残っているドイツ王者に残留する意思がないことを示した。
それでも、バイエルンのチームメイトであるミュラーは、「何年にもわたって攻撃のパートナーであった男には、残留してもらいたい。僕たちは夏の中断期間に入っていて、この時期は多くのことが起きる。僕はフランク・リベリーが、レアル・マドリード移籍を望んでいたことを覚えている」とコメントした。
2009年の夏、元フランス代表MFフランク・リベリーは、レアル・マドリード行きを希望したが、最終的にはバイエルンに残留。その後、10シーズンにわたってバイエルンでプレーを続けた。
そして、移籍市場が明けてバイエルンに残留していれば、問題がないとミュラーは続けている。
「9月1日になって、バイエルンに残っている選手は、全員がいいプレーをしたいと望むはずだ。なぜなら、悪いプレーをすることは、誰も喜ばないからね」
レバンドフスキは、13年前のリベリーと同じく残留を選択するのか。それとも新たな一歩を踏み出すことになるのか。ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(ボルシア・ドルトムント→マンチェスター・シティ)、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)という若いストライカーの去就が決まった今、世界的ベテランストライカーの動向が注視される。
(FOOTBALL ZONE編集部)