不発の本田に現地評価は二分 「ネガティブな試合」「本田のプレーは重要だった」

「ともかく最優秀な選手の1人」

 

 一方でミラン専門ニュースサイト「Milannews.it」のジュリア・ポッローリ記者は「6+」と平均点以上の評価を与えている。

「ゴールはなかったが、本田のプレーはチームにとって重要だった。特に前半はね。フィオレンティーナも手探りの状態だったから、前半はより攻め込むことができていた。ただ、後半は少し疲れが見えたね。

 本田のプレーは常にチームに重要だ。敵がボールをコントロールできない時、彼はすぐに来て敵のゲームの中に入ることできる。この日は最近の試合よりよくないと思うかもしれないが、私は彼のプレーは重要だと思う」

 同氏はそう分析し、得点には絡めなかったが、ミランにおいて本田の存在感が増していることを指摘している。試合結果を速報したポルトガル紙「エリオ・アリエンテ・ア・ヴォーラ」も本田について「6」を与え、寸評で「ベローナ戦に比べると後退したが、ともかく最優秀な選手の1人。チームメートとの息をもっと合わせなければならない」と一定の評価を与えている。

 ポジション争いが激化する中で8試合連続で先発出場を果たしている本田は現在、6得点2アシスト。得点王争いでは1位からは退いたが、依然として2位タイと好位置につける。結果を出せば出すほどマークされるのは当然で、厳しい見方が出るのも本田がチームの主軸として認められ始めている証拠だ。

 ミランはこのドローで4位から6位に後退。チームが上位に食い込むには、背番号10の活躍は不可欠だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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