“堂々代表デビュー”の伊藤洋輝、手応えは「まだない」 失点関与を反省「二度とないように」
パラグアイ戦でスタメンデビュー、左SB&CBとしてプレー
日本代表は6月2日、札幌ドームで行われたキリンチャレンジカップでパラグアイ代表と対戦し、4-1の勝利を収めた。この試合でA代表デビューを飾ったDF伊藤洋輝(シュツットガルト)は、先制点の起点になる正確なフィードを送るなど堂々たるプレーでアピール。カタール・ワールドカップ(W杯)メンバー入りへ急浮上する活躍ぶりに、本人は「まだまだ厳しい」と評価を下した。
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伊藤は昨年6月、ジュビロ磐田からシュツットガルトへ期限付き移籍すると、センターバックを定位置にスタメンの座を掴み、今季リーグ戦29試合1ゴールをマーク。その活躍ぶりから6月シリーズの日本代表メンバーにも初選出されていたなか、パラグアイ戦でスタメンデビューを飾った。
左サイドバックとしてピッチに立った伊藤は、開始早々に絶妙なタイミングで上がった流れで左クロスからMF堂安律のシュートチャンスを演出。さらに前半36分には、自陣から正確なフィードを前線のFW浅野拓磨へ供給し、その流れから先制ゴールが生まれた。
後半はセンターバックとしてプレーし、守備面では1対1の局面では力強いデュエルで堂々と渡りあったうえ、絶妙なタイミングからのインターセプトでピンチの芽を阻止。自らのパスミスから相手のゴールを許す場面こそあったものの、これがA代表デビューであることを感じさせないプレーで、チームの勝利に貢献した。
伊藤は試合後、「(三笘)薫くん、(吉田)麻也くん、(鎌田)大地くんも、(遠藤)航くんもいいサポートをしてくれたので、基本的にはリラックスしてプレーできた」と自身のプレーを回想。「ミスが失点につながるというのは、これから二度とないように、リスクを負わないようにプレーしないといけないと思っています」と反省も忘れなかった。
まだ1試合とはいえ、W杯メンバー入りへ大きなアピールに成功。それでも本人は「(メンバー争いできる手応えはは)まだないというか、まだまだ厳しい。メンバー争いは厳しい戦いなので、どうチームに、勝利に貢献していくかをやっていきたい」と気を引き締め、「後半はミスから失点した。そこを反省しないといけない。CBともっとコミュニケーションをとり、完成度を高めるために、その一員としてチームの力になっていきたい」と、先を見据えた。