女王アメリカがまさかの8強敗退! スウェーデンにPK戦で敗れ五輪4連覇ならず
PK戦で二人が失敗し、初めて五輪メダル獲得を逃す
オリンピック3連覇中の女王アメリカが、まさかのベスト8敗退でメダルを逃した。リオデジャネイロ五輪女子サッカーは12日(日本時間13日)に準々決勝が行われ、アメリカ代表はスウェーデン代表にPK戦の末に敗れて敗退した。
ゲームを圧倒的に支配したのはアメリカだったが、スウェーデンは堅い守りでゴールを守った。そして、後半16分にはカウンターから途中出場のFWスティーナ・ブラックテニウスがワンチャンスを生かしてアメリカのGKホープ・ソロを破り先制ゴールを挙げた。アメリカも同32分に、ゴール前にこぼれたボールをFWアレックス・モーガンが蹴り込んで1-1の同点に追いついた。
延長戦までもつれ込んだゲームは、アメリカが猛攻を仕掛けるもゴールを割れずにPK戦に突入。後攻のアメリカは、女子世界最高のGKと言われるソロがスウェーデンDFリンダ・センブラントのシュートをセーブしたが、FWモーガンとMFクリステン・プレスの二人が失敗。結局、PK戦3-4で敗退した。
アメリカは、1996年アトランタ大会で女子サッカーがオリンピック種目としてスタートして以来、2012年ロンドン大会までの5大会ですべて決勝に進出。シドニー大会で銀メダルだった他の4大会ではすべて金メダルを獲得し、04年アテネ五輪から3連覇中と女王としての地位を確立していたが、まさかの敗退となった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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