「日本が叩きのめし、屈辱を与えた」 パラグアイ大敗に母国紙が嘆き「感動も束の間だった」
後半のゴールでパラグアイに反撃ムードも直後の被弾で意気消沈
森保一監督の率いる日本代表は6月2日、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた強化試合として、札幌ドームでパラグアイ代表と国際親善試合を行い、4-1で完勝した。パラグアイ紙「ABC」は「日本がパラグアイ代表を叩きのめし、屈辱を与えた」と報じている。
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代表初招集のシュツットガルトDF伊藤洋輝やUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制覇したフランクフルトMF鎌田大地らが先発した日本。序盤から主導権を握ると、前半36分にMF原口元気(ウニオン・ベルリン)のスルーパスからFW浅野拓磨(ボーフム)が抜け出し、鮮やかなループシュートで先制ゴールを奪った。
直後にはFW堂安律(PSV)のクロスに鎌田が頭で合わせて追加点。後半に1点を返されるも、FW三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)、MF田中碧(デュッセルドルフ)が追加点を奪い、4-1と圧勝した。
敗れたパラグアイの母国紙「ABC」は「パラグアイ代表は札幌ドームで日本代表と対戦し、4-1で敗れた」と報道。「浅野拓磨と鎌田大地のゴールでホームチームが2-0とリード。後半、デルリス・ゴンサレスがゴールを決めたが、感動も束の間だった。直後に三笘薫に決められて3-1となった」と続け、後半のゴールで反撃ムードが一時漂ったものの、すぐさまリードを広げられて意気消沈した展開に触れている。
また堂安がPKを失敗して流れを呼び込んだかに思われたが、「その後、サンティアゴ・ロハスが堂安律のPKを止めたものの、終了5分前の田中碧の4点目は避けられなかった」と触れ、田中のダメ押し弾で勝負は決した。
記事では「PKを外した日本が、終了5分前にラ・アルビロハ(白赤/パラグアイ代表の愛称)を叩きのめし、屈辱を与えた」と綴っており、PKを外しながらもパラグアイを圧倒した日本の強さに注目が集まっていた。