パラグアイ監督、4得点の日本に感じた“課題” 「プレスをかけた時にビルドアップで苦しんだかもしれない」
スケロット監督は「結果がすべてを物語っている」と言及
森保一監督率いる日本代表は6月2日、キリンチャレンジカップで南米のパラグアイ代表と対戦し、4-1で勝利した。敗れたパラグアイのギジェルモ・バロス・スケロット監督は試合後、「ほとんどの時間でやりたいことをさせてもらえなかった」と語った。
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森保ジャパンはMF堂安律(PSV)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)を中心に攻撃を展開。前半36分にセンターフォワードに入ったFW浅野拓磨(ボーフム)のゴールで先制すると、昨年11月以来の代表招集となった鎌田も同42分に堂安のクロスから追加点をマークした。
前半を2-0とリードして折り返すと、後半14分に1点を返されたが、その後も三笘とMF田中碧(デュッセルドルフ)が得点を加えて、4-1で勝利。6月に4連戦をする日本だが、6日のブラジル戦に向けても、弾みがつく初戦となった。
4失点を喫したパラグアイのスケロット監督は、「今日の試合は結果がすべてを物語っている。日本がボールや試合状況を支配してゲームが進んだ。プレスは良かったし、得点もできたが、ほとんどの時間でやりたいことをさせてもらえなかった。何人かのキープレーヤーが欠場したのも今日の試合に影響した」と振り返った。
勝敗に関係なく、「日本の弱点をどう見たか?」という問いに、スケロット監督は自らの見解を述べている。
「ワールドカップに出場するチームということで、この監督の下で4年間戦っている。4-3-3でボールを支配してサイドも効率的に使っていた。強いて言うなら、私たちがプレスをかけた時にビルドアップで苦しんだかもしれない。2回、3回は効果的なプレスでボールを奪った。いずれにしてもずっと日本代表を見ているわけではないのでコメントすべきではないかもしれないが、明確な戦い方を持っているし、このまま継続すればワールドカップではヨーロッパの強豪国とも対等に戦えるのではないでしょうか」
南米の強豪パラグアイに対して、森保ジャパンはインパクトを残すことに成功したと言えそうだ。