ポグバのユーベ移籍、アーセナルが“一石二鳥”の補強か 冨安の代役としても機能…米代表MFに注目
ユベントスMFマッケニーが余剰人員の可能性、アーセナルにとって「いい契約」
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのMFポール・ポグバが契約満了に伴い、今季限りで退団することが決まった。“赤い悪魔”に2度目の別れを告げたフランス代表は古巣ユベントス加入が決定的とされるなか、その影響が日本代表DF冨安健洋の所属するアーセナルに及ぶ可能性があるという。
アーセナルは今夏の移籍市場で昨季に匹敵する大型補強の噂があり、そのなかでサイドバック(SB)と中盤センター、そしてストライカーの新戦力獲得が噂されている。中盤ではレスター・シティのベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスやウォルバーハンプトンのポルトガル代表MFルベン・ネヴェスなどの人気銘柄への関心も伝えられる一方で、以前から興味を抱いていたとされるのがユベントスのアメリカ代表MFウェストン・マッケニーだ。
23歳のマッケニーは2020年にドイツのシャルケからユベントスへ期限付き移籍し、活躍が認められて昨夏に完全移籍した。今季は公式戦29試合に出場して4得点をマーク。守備でのハードワークに加え、持ち前の技術を生かして攻撃面でも貢献できるMFだ。
しかし、英メディア「フットボール・ロンドン」は、ポグバのユベントス復帰が実現することでマッケニーが余剰人員となる可能性が浮上しており、「アーセナルにとっていい契約になるだろう」とロンドン行きの可能性について報じた。
同メディアはマッケニーがアーセナルの中盤に厚みを加えるだけでなく、もう1つの補強ポイントでもある冨安の代役としても機能する一石二鳥の補強になる可能性を指摘している。
「彼(マッケニー)のその多才さは、この補強がいかに素晴らしい戦略であるかを強調している。彼はキャリアの中で何度も右SBとしてプレーしている。セドリック・ソアレスが冨安健洋のバックアップとしては不十分なため、このポジションは補強の必要がある」
今季新加入ながらアーセナルの右SBとしてレギュラーに定着した冨安だったが、負傷により後半戦の大半を欠場。その間、セドリックが代わりを務めたが、冨安との比較で不足感を指摘されることも多かった。マッケニーの加入で新たな選択肢がチームに加わることになるようだ。
ポグバのユナイテッド退団というビッグニュースは間接的にアーセナルに恩恵をもたらすことになるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)