マンUのポグバ獲得は「バーゲン」? 移籍金117億円はクラブ総売上の約17%で済んでいると指摘

放映権料、スポンサー収入増で高騰化

 1962年、ユナイテッドが元スコットランド代表FWデニス・ロー氏をユベントスから獲得した際の移籍金は、当時の総売上18万7178ポンド(約2500万)の61.4%にも上ったという。また1981年は、ウェストブロムから元イングランド代表FWブライアン・ロブソン氏を獲得するのに、総売上265万ポンド(約3億5000万円)の56.6%にあたる150万ポンド(約2億円)を費やした。

 近年、選手の移籍金はプレミアリーグを中心に異常なまでのインフレが起きている。その影響で各クラブが観客動員などのマッチデー収入やスポンサー収入、そしてテレビ放映権料収入を爆発的に増やしていることで、選手の移籍金高騰は避けられない状況となっている。ユナイテッドのように全世界中にファンを抱えるクラブならば、その影響はなおさらだろう。

 ポグバの移籍はイングランドのみならず、全世界の注目を集めた。“1億ユーロの男”という異名を頂戴した男は、ピッチ上での活躍で周囲の雑音を鎮めることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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