板倉滉、来季の新天地は「まだ決まっていない」 シャルケ退団へ“複雑”心境を吐露「僕もどうにもできない」
A代表オンライン会見に対応、シャルケ退団にも言及「やっぱり寂しい」
日本代表MF板倉滉が5月31日、キリンチャレンジカップのパラグアイ戦(6月2日/札幌)に向けたオンライン会見に応じた。今季所属したドイツ2部シャルケからの退団発表を受け心境を明かすとともに、来季去就を巡って自らの見解も明かした。
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板倉は2019年に川崎フロンターレからマンチェスター・シティへ移籍し、その後、オランダ・フローニンゲンでの2シーズンを経て、昨夏にシャルケへ期限付き移籍。主にセンターバック(CB)のレギュラーとして活躍し、30年ぶりの2部降格という屈辱を味わった名門クラブの1部復帰に貢献していた。
来季に向けシャルケは、板倉の完全移籍での買取りに向けて動いていたが、財政難を抱えるチームは買取りに必要な500万ポンド(約8億円)の支払いが難しく断念。クラブ側からも現地時間31日に、経済的な理由から獲得を断念する旨のリリースが正式発表された。
この一報を受け、板倉は「やっぱり寂しいですよね。1年良いシーズンをみんなと送れた。僕にとってもシャルケは良いオプションで、みんなとやりたいと。シャルケも何とかすると言ってくれていたけど、こればかりは仕方ない。シャルケも悪くないし、僕もどうにもできない」と、複雑な心境を明かした。
一方で「シャルケに呼んでくれたこと、ビッグクラブでプレーするチャンスをもらったことに感謝している。しっかり1部昇格して出られるのは寂しいけど、ホッとしているというか、満足しているというか、最低限の目標は達成できた」と、充実感を得られたことも強調している。
注目は今後の去就動向。海外メディア上では複数の新天地候補が浮上。日本人4選手(FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介)が所属するセルティック(スコットランド)のほか、今季のUEFAヨーロッパリーグ王者で、MF鎌田大地、MF長谷部誠の日本人2選手が在籍するフランクフルト(ドイツ)や同じくドイツのフライブルク、ホッフェンハイム、さらには来季プレミアリーグ昇格を果たしたフルハム、ボーンマスの2クラブも関心を寄せていると報じられている。
そうしたなか、来季の新天地について板倉は「僕自身もニュースで見るのが先のこともある。そういう話が出るのは嬉しいこと。自分を必要としてくれるクラブに行きたい。まだ決まっていないし、どこになるか分かっていないけど、行ったところで自分を出して試合に出られれば」と不透明だとしたうえで、自身の展望を語った。
(FOOTBALL ZONE編集部)