ベンゼマ「一緒にプレーしたかった」 同胞ムバッペのレアル入り“破談”に本音
レアルでの共闘を望むも、PSG残留の決断を尊重
スペイン1部レアル・マドリードは、リーガ・エスパニョーラとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の2冠を達成して2021-22シーズンを終えた。ピッチ内で好成績を収めたレアルだが、2022-23シーズンに向けては、パリ・サンジェルマン(PSG)との契約が満了を迎えるフランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得に失敗。フランス代表のチームメイトであるFWカリム・ベンゼマは、残留を決意したムバッペへの思いを口にしている。
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レアルは5月28日に行われたCL決勝でイングランド1部リバプールに1-0で勝利し、4シーズンぶり、通算14度目となるCL優勝を成し遂げた。チームのエースであるベンゼマは、フランス代表のチームメイトでもあるムバッペの獲得にも尽力していたと報じられている。
ムバッペはかねてからレアルへ加入することへの憧れを公言し、今シーズンの開幕前にはレアルが1億6000万ユーロ(約219億円)という超巨額オファーを提示したが、PSGはこれを拒否。最終的にはPSGと新たに3年の契約を結んだ。
ムバッペの翻意について、ベンゼマはフランスメディア「Telefoot」の番組「TF1」のインタビューの中で「僕は、一緒にプレーしたかったし、彼のレアル・マドリードでプレーするという夢を叶えてもらいたかった」とコメント。レアルでの共闘を望んでいたことを明かしつつも、決断を後押ししている。
「彼はPSGを選んだ。僕たちは、リスペクトしないといけない。それが彼の選択であり、多くの責任を抱えている。僕たちは代表で一緒にプレーすることができる。人はみんな、それぞれに決断をしていく。レアル・マドリードは、レアル・マドリードだ。僕はガッカリしていない。僕たちは友達だし、このことが僕らの関係に影響をすることはないよ」と、PSG残留を決断したムバッペにも理解を示した。
ムバッペとベンゼマのコンビがレアルで実現することはなくなったが、カタール・ワールドカップ(W杯)の舞台で、この2人が躍動する姿が見られるのかが注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)