去就注目の鎌田大地がビッグクラブへの移籍に見解 「フランクフルト以上を探すのは難しくなる」
ドイツの強豪フランクフルトで来季はCLにも出場
ドイツ1部フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地の去就をめぐる報道は、過熱している。スペイン1部セビージャ、イングランド1部トッテナムなどが新天地候補に浮上しているなか、鎌田本人は5月30日の日本代表のオンライン対応で、「フランクフルト以上を探すのは難しくなる」と移籍に関する自身の見解を述べている。
鎌田はフランクフルト在籍4シーズン目を迎えた今季、尻上がりに調子を上げ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)では5得点1アシストをマーク。レンジャーズ(スコットランド)とのEL決勝では延長戦を含めた120分フル出場を果たし、クラブの42年ぶり2度目のEL優勝に貢献した。
今季公式戦46試合に出場して9ゴール4アシストを記録した鎌田は、フランクフルトと2023年6月末まで契約を結んでおり、来シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場する。そのなかで、補強リストに入っているとされるトッテナムに加え、EL決勝後にはドイツ誌「シュポルト・ビルト」がセビージャも関心を示していると報じられた。
鎌田は「ヨーロッパで十分いい成績は残していると思うけど、代表とチームは別。いいプレーをして信頼を勝ち取らないといけない」と日本代表の競争に意欲を見せつつ、ビッグクラブへの移籍に関しては冷静に目の前の現実を捉えている。
「いつも言っているけど、ここ数年、僕が入ってから5年間のフランクフルトは素晴らしい成績。そこにCLも加わる。フランクフルト以上を探すのは難しくなると思う。契約も残り1年なので上手く考えて行動しないとダメかなと思うけど、半年後にW杯があるからどうというのは一切考えていない」
鎌田自身、ベストの道を探りながらカタールW杯のメンバー入りを狙っていくことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)