「同じミスをしないでくれ!」 闘莉王が最終戦の日本を称えるからこそ嘆く、初戦の自滅ぶり
スウェーデンを1-0で破った日本は「圧倒的だった」
手倉森ジャパンはリオデジャネイロ五輪グループリーグ最終戦のスウェーデン戦に1-0で勝利しながらも、決勝トーナメント進出を果たせなかった。元日本代表DF田中マルクス闘莉王は若き日本代表の大会初勝利を称えながらも、敗退の原因となった第1戦ナイジェリア戦(4-5)での自滅について、改めて2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)に続く初戦に向けたアプローチの失敗に苦言を呈している。
昨季限りで名古屋グランパスを退団した闘莉王は、現在は祖国ブラジルで自主トレを続けている。リオ五輪期間限定で「Football Zone Web」の特別解説を務めることになった闘将は、スウェーデン戦の日本代表について次のように語った。
「圧倒的だった。攻撃はいい感じでボールを支配していた。最後のフィニッシュの部分だけなかなか決まらなかったけれど、スウェーデンを自陣に完璧に押し込んでいた。ハーフコートゲームのようだった。(第2戦の)コロンビア戦に続いて、日本は本当にいい試合を見せてくれたと思う。この2試合に関しては、チームに対して誇りに思える。本当にいい試合だった。ナイジェリア対コロンビアも見たけど、コロンビアが圧倒的だった。日本は初戦のナイジェリア戦で4点取って負けて、2試合目のコロンビア戦はドロー。もったいないの一言だね」
闘莉王はサルバドールで行われた最終戦での日本の戦いぶりをこのように高く評価したが、グループリーグで敗退したことに関しては厳しい視線を送っている。