「宮市を覚えているか?」 日本での“復活”に王国ブラジルメディアも注目「いい時期を迎えている」
今季はJリーグ初ゴールを決めるなどすでに10試合に出場
横浜F・マリノスの元日本代表FW宮市亮は、日本での“逆輸入”シーズン2年目でJリーグ初ゴールを記録するなど、充実の時間を過ごしている。王国ブラジルメディアも、「リョウジーニョの復活」と取り上げている。
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高校卒業と同時に海を渡り、大怪我を乗り越えながらオランダ、イングランド、ドイツで10年間を過ごした宮市は、昨夏に“逆輸入”の形でJリーグへ。移籍2年目の今季は出場機会を伸ばし、本来の輝きを取り戻しつつある。5月18日に行われたJ1リーグ第11節浦和レッズ戦(3-3)では、待望のJリーグ初ゴールを決めた。
すでに今季リーグ戦10試合に出場している宮市について、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「リョウジーニョの復活。宮市は怪我を克服し、キャリアで初めて、Jリーグでいい時期を迎えている」との見出しで取り上げている。
「宮市を覚えているか? 2010年に“フェノメノ(怪物)”として注目され、名将アーセン・ベンゲルが高校サッカーから直接獲得した。アーセナルからレンタルされたオランダのフェイエノールトでプレーした前半戦が印象的だった。そこで彼は、“リョウジーニョ”というニックネームを獲得した」
宮市はその後、足首の靭帯損傷、両膝の前十字靭帯を断裂するなど、怪我に苦しんだ。記事では「長年の怪我が宝石の可能性を終わらせた」と言及しつつ、ドイツから日本に戻って復活を果たしたことにも触れている。
「ドイツ2部で事実上忘れられ、そこで6シーズンにわたってザンクト・パウリでプレーした。担当医から引退するように忠告されたが、彼は現役にこだわり、契約の終わりとともに、新しい方向性を模索した。そして、昨年7月に横浜に移籍し、28歳でJリーグデビューを果たした。そして今、マリノスがタイトルを争うのを助けることができる才能を示している」
怪我を乗り越えた宮市の躍動を、誰もが期待しているはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)