レアル守護神クルトワ、CL決勝のビッグセーブ連発に海外脱帽 「これぞ真のヒーロー」「一線を画している」

レアル・マドリードGKティボー・クルトワ【写真:ロイター】
レアル・マドリードGKティボー・クルトワ【写真:ロイター】

守護神としてリバプールの決定機をことごとく阻止

 スペイン1部レアル・マドリードのベルギー代表GKティボー・クルトワは、現地時間5月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のリバプール戦(1-0)で、幾多のピンチを救う好守を見せた。海外メディアも「これぞ真のヒーロー」と称賛している。

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 フランス・パリ郊外のスタッド・ドゥ・フランスで行われた一戦で、レアルの守護神クルトワが魅せた。試合序盤からリバプールの勢いに押されたなか前半21分、セネガル代表FWサディオ・マネが放った右足シュートに対し鋭く反応。まさに“1点もの”のシュートだったが、右手でわずかに触れると、ボールはゴールポストに直撃し難を逃れる。

 その後も冷静にピンチを凌いだクルトワは、後半19分にもエジプト代表FWモハメド・サラーが右サイドからカットイン後、左足でファーサイドを狙ったシュートに対し横っ飛びでセーブ。さらに同37分、またもサラーにエリア内から決定的シュートを放たれるも、右腕に当ててチームの窮地を救った。

 データ分析会社「オプタ」によると、CL決勝における9度のシュートセーブは、統計を取り始めた2003-04シーズン以降で史上最多。この試合のMVPにも輝いたクルトワの存在なくして、レアルの優勝はなかったと言えるほどのハイパフォーマンスぶりで、「ワンダフル」と称えている。

 衛星放送「ユーロスポーツ」は、「これぞ真のヒーロー」と絶賛。記事では、レアルOBの元スペイン代表GKイケル・カシージャス氏がツイッターで「GKがCL決勝にこんな影響を与えるのを見たのは久しぶりだ」とクルトワを称えた様子を紹介している。また、コーチングサイト「Football Tekkers」も「クルトワは一線を画している」とハイパフォーマンスに感嘆していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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