「歪んだヒーローに転落」 乾貴士、日本復帰後の“キャリア暗転”に韓国メディアが驚き
4月のリーグ戦で規律・秩序を乱す行動が確認、出場停止処分後は退団騒動に発展
セレッソ大阪のMF乾貴士は、出場停止処分明け後もチームに復帰していない。一部メディアで退団の可能性も報じられるなど騒動に発展しているなか、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)で2得点と躍動したアタッカーを韓国メディアは「“歪んだヒーロー”に転落してしまった」と指摘している。
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乾は昨夏、10年ぶりに古巣のC大阪へ復帰し、今季も主力として活躍が期待されていたが、4月5日に行われたJ1リーグ第7節柏レイソル戦(0-1)で後半途中に交代を命じられた際、暴言を吐くなど不服な態度を示したとされ、その後、クラブより規律・秩序を乱す行動が確認された発表。公式戦6試合への出場停止処分を科された。
出場停止処分は5月14日のJ1リーグ第13節・名古屋グランパス戦(0-1)をもって終了したが、公式戦ではベンチ入りしておらず、一部メディア上で退団の可能性も報じられる騒動に発展。乾の状況について、C大阪の森島寛晃社長は「今回の件は和解のほうもしっかりできている。どういう形で、タイミングを見て戻ってくるか。本人とのミーティングを重ねながら復帰のタイミングの話をしている」と、28日のオンライン会見で説明した。
この事態に、韓国紙「スポーツ朝鮮」が「歪んだ日本のサッカーヒーローの凋落…。不誠実な行動に対するリリースの危機」と見出しを打ち注目。日本で報じられた退団騒動の経緯に触れながら、「日本サッカー界の生けるヒーロー、乾貴士に不名誉な幕引きが待っている」と綴っている。
記事では乾がこれまで、ドイツやスペインリーグでも活躍したことも紹介。実績豊富なアタッカーが日本復帰後、一転してキャリアが暗転してしまったことを衝撃的に捉えており、「ロシアW杯のヒーローとして、また日本サッカー界が誇る海外リーグ経験プレーヤーとして愛されたが、帰国後1年も経たないうちに“歪んだヒーロー”に転落してしまった」と、驚きを持って報じていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)