ミラン本田が親善試合で69分間プレー 「監督のやりたい形は出せた」と試合内容に手応え
セルタ、サッスオーロとの変則マッチに出場 PK戦では痛恨の失敗
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、10日に開催されたTIMトロフィーのセルタ戦に45分フル出場、サッスオーロ戦は21分から途中出場でプレーした。セルタ戦ではPK戦で4人目のキッカーを務めて失敗もチームは勝利。しかし、サッスオーロには2-3で敗れ、優勝を逃した。
このTIMトロフィーは、3チームが45分の試合を総当たりで行い優勝チームを決める開幕前の恒例になっている大会で、ベルルスコーニ杯という名称で実施されたこともあった。2001年にスタートした同大会は、ミラン、インテル、ユベントスの3チームによる対戦が恒例だったが、近年はミラン以外のチームが入れ替わることも多く、今回は史上初めてイタリア国外のクラブを招いて実施された。
ミランは初戦でセルタと対戦。本田は右ウイングとしてスタメン出場し、ウェストハムへの移籍問題に揺れるコロンビア代表FWカルロス・バッカもスタメンのピッチに立った。ミランはチャンスを作りながらゴールが遠い展開が続き、試合終了間際の45分に本田がハーフライン付近からバッカに絶妙なワンタッチでのスルーパスを通したものの、バッカはGKとの1対1でシュートをセーブされ得点ならず。PK戦に突入した。
PK戦は先攻のミランが3人連続で決め、セルタが2人失敗した後の4人目に本田が登場。決めれば勝利の場面で本田はゴール正面に緩く転がすキックを選択したが、相手GKは早く動いたものの足を残してセーブされた。結局、ミランは5人目のMFジャコモ・ボナベントゥーラが決めて4-2でPK戦を制した。
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