ブラジルの若き才能が覚醒! 沈黙を破る4発でデンマークを撃破し8強進出
2戦連続無得点ドローでGL敗退危機もあったカナリア軍団が爆発
若きカナリア軍団が必勝を期した一戦でようやく羽ばたいた。リオデジャネイロ五輪グループリーグ最終戦のブラジル対デンマーク戦が行われ、敗退危機に陥っていたブラジルが4-0で大会初勝利を挙げ、決勝トーナメント進出を決めた。
ブラジルは南アフリカ戦、イラク戦と2試合連続ノーゴールに終わったFWネイマール、FWガビゴルことガブリエル・バルボサ、FWガブリエル・ジェズスの看板トリオに加えて、バルセロナ移籍の噂が挙がるFWルアンもスタメンで起用。A代表の新監督に就任したチッチ氏もこの試合を観戦するなかで、キックオフ直後からデンマークを押し込んだ。
13分にはネイマールが自身のドリブル突破で得た直接FKで絶妙のクロスを送り、DFロドリゴ・カイオが合わせたが、相手GKにセーブされる。同24分には最終ライン裏を抜け出したジェズスが右足アウトサイドでゴールを狙ったが枠を捉えないなど、またしても嫌なムードが漂い始めた。
重苦しい空気を打ち破ったのは同26分だった。左サイドからのクロスがファーサイドに流れると、ガビゴルが詰めて待望の先制点をゲット。殊勲の背番号9はスタンドに駆け上り、ファンと喜びを分かち合った。そして同40分には右サイドからのクロスを、ジェズスが右足でダイレクトで合わせて追加点をゲット。“ダブル・ガブリエル”のアベック弾で、前半を2-0で折り返した。
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