手倉森J終戦… 矢島弾でスウェーデンに1-0勝利もグループ3位で敗退決定
無失点での今大会初勝利も、2位コロンビアが勝利したため及ばず
手倉森ジャパンは10日(日本時間11日)、リオデジャネイロ五輪グループリーグ最終戦のスウェーデン戦に臨み、矢島慎也の決勝ゴールによって1-0で今大会初白星を手にした。しかし、もう一方のコロンビア対ナイジェリア戦で2位を争っていたコロンビアが2-0で勝利したため、日本はグループB3位となり決勝トーナメント進出を逃した。
日本は2-2で引き分けたコロンビア戦から先発メンバー3人を変更。システムは4-4-2で、第2戦で痛恨のオウンゴールを献上した藤春廣輝に代わって亀川諒史が今大会初先発、南野拓実と大島僚太がスタメンに復帰した。右かかとを痛めている2試合連続ゴール中の浅野拓磨も、初戦ナイジェリア戦(4-5)に続いて興梠慎三と2トップを組んだ。
自力突破の可能性が消滅している日本は、突破の可能性を高めるために勝利が求められるこの試合。前半6分に遠藤航の浮き球のパスから中島翔哉が最終ラインの裏へタイミング良く抜け出して最初の決定機を得たが、ここはシュートではなくパスを選択し、DFにクリアされた。ゆっくりとしたパス回しからチャンスを窺うスウェーデンに日本はしっかりと前線からプレスをかけて応戦し、主導権を握った。
同32分、右サイドで室屋成がうまくDFを交わし、中央の南野へつないで中央へ進撃。ラストパスを受けた興梠は左足で強烈なシュートを放ったが、GKが触ってCKに逃れた。
4-4-2でスタートしたスウェーデンだったが、試合途中から守備陣形を4-5-1に変更して日本の攻撃を迎えた。しかし、守備に人数を割いた影響からカウンター攻撃の迫力を欠き、日本も高さのあるスウェーデンが得意とするセットプレーにもうまく対応。2試合で7失点の守備も、前半は無難なプレーを見せ、スコアレスのままゲームを折り返した。