ポグバの“143億円”移籍に疑問、元同僚が“警告”の過去告白 「正しい選択にはならない」
ユベントスでポグバと同僚だったマルキージオ氏、ユナイテッド移籍当時の見解明かす
フランス代表MFポール・ポグバは2016年からプレーしているマンチェスター・ユナイテッド退団の噂が過熱している。そうしたなか、ユベントスでポグバと同僚だった元イタリア代表MFクラウディオ・マルキージオ氏は過去にユナイテッド移籍を「正しい解決策、正しい選択にはならない」と警告していたという。英紙「デイリー・メール」が報じた。
マルキージオ氏はユベントスの下部組織出身で、2006年にトップチームデビューから2018年までクラブに在籍。12年から16年までユベントスにいたポグバと同僚だった。そのポグバは当時のサッカー界史上最高額となる1億500万ユーロ(約143億円)でユナイテッドへ移籍して大きな話題となったが、マルキージオ氏は当時からこの移籍に疑問を抱いていたようだ。
「彼(ポグバ)がユベントスに来た時はまだ少年だったが、その後に大きく進化した。私が最も感銘を受けた選手の一人だ。私と(アルトゥーロ・)ビダル、(アンドレア・)ピルロはすぐに彼のとてつもないポテンシャルに気づいたよ。私たちは友人になったし、友人としてマンチェスター・ユナイテッド移籍は彼にとっての正しい解決策、正しい選択にはならないと伝えたよ。チームの問題ではない。(マンチェスター・ユナイテッドは)素晴らしいチームです。これは彼のキャリアのためです」
そんなポグバは今季限りでユナイテッドとの契約満了を迎える。チームの中心としてプレーし、輝きを放つ試合もある一方でパフォーマンスの一貫性を欠き、移籍金に見合う活躍ではないと批判の対象となることも少なくない。今季は度重なる負傷にも悩まされ、公式戦出場は27試合に留まった。負傷での途中交代を余儀なくされた4月19日のプレミアリーグ第30節リバプール戦(0-4)がユナイテッドでのラストゲームになるだろうとも言われている。
ユベントス復帰の可能性も浮上しているなかで、マルキージオ氏は「友人として彼をもう一度ユベントスで見れたら嬉しい。クラブにとってもいいことだろう。私なら彼に復帰を勧めるよ」と復帰を歓迎した。ポグバは再び白と黒の縦縞ユニフォームに袖を通すことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)