「がら空きゴール」 セルティック、シャルケDF板倉滉を現地メディアが獲得を指名「7.5億円なら取引を成し遂げることが賢明」
シャルケは高額な移籍金の捻出が困難
ドイツ2部リーグのシャルケは、2021-22シーズンにリーグ優勝を成し遂げ、来季のブンデスリーガ1部昇格を決めた。マンチェスター・シティからのレンタル移籍で加入していた日本代表DF板倉滉は、中心選手と活躍を見せたが、セルティック専門メディア「Celts are Here」は、シャルケが完全移籍で買い取ることが困難なため、スコットランド1部セルティックが獲得に乗り出す可能性を示唆している。
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マンチェスター・シティから買い取りオプション付きのレンタル移籍でシャルケに加入していた板倉は、センターバック、ボランチでシーズンに渡ってプレーし、リーグ戦31試合に出場、4ゴールを記録した。ブンデス1部復帰に大きく貢献した板倉について、シャルケも引き止めたい意向はあるものの、移籍金の捻出が難しいようだ。
移籍専門サイト「Transfermarkt」は、「シャルケは買取オプションを有しているが、難しい判断に直面している。8月中旬に加入してからすべての試合でプレーした25歳の日本人選手の競技面での能力に疑いない。問題は金額的な条件だ。イングランド王者から完全移籍で獲得するためには、550万ユーロ(約7億5000万円)が必要とされる。そして、5月31日までに決断をしなければ、買い取りオプションはなくなり、関心を寄せる他クラブがシティと交渉ができるようになる」と、報じている。
さらにシャルケは、GKと右サイドバックの補強が必要であり、新型コロナウイルスのパンデミック以降、最高額となる550万ユーロを費やすことが、困難であるとの見通しも付け加えられている。
その一方で、シャルケで活躍を見せた板倉には、多くのクラブが関心を示しているという。セルティック専門メディア「Celts are Here」は、セルティックが昨夏も板倉の獲得に乗り出したことを振り返り、「450万ポンド(約7億2000万円)のセルティックのがら空きのゴール コウ イタクラ」と、見出しを立て、昨夏には実現しなかった移籍を実現させるために動くべきだとしている。
記事では、「フランス人DFクリストファー・ジュリアンのセルティックでの時間は、夏で終わりを迎えるようだ。クラブは新たなセンターバックをドアから迎え入れる必要がある。コウを400万ポンドほどで獲得できるのであれば、セルティックは取引を成し遂げることが賢明ではないか?シャルケが買い取らないのであれば、がら空きのゴールのように映る」と、日本代表DF獲得に乗り出すべきだと進言した。
シャルケで活躍を見せた板倉には、すでにブンデスリーガの複数のクラブが関心を示しているという報道もある。欧州でも通用することを示した今、シャルケが買い取りができない場合は、板倉の争奪戦が激化することとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)