セビージャ清武、レアル撃破ならず… UEFAスーパー杯でフル出場デビューも延長2-3の逆転負け

サンパオリ新監督が右ウイングに抜擢

 セビージャに今季移籍した日本代表MF清武弘嗣が9日、ノルウェーのトロンハイムで行われたUEFAスーパーカップのレアル・マドリード戦で先発フル出場を果たした。試合は2-2ドローの末に突入した延長戦で、レアルのスペイン代表DFカルバハルが決勝弾を決めセビージャは惜敗したが、清武は“白い巨人”相手にそん色ないプレーを披露。日本人選手がこれまで活躍できなかった“鬼門”スペインでの活躍に、期待を持たせる船出となった。

 昨季のUEFAチャンピオンズリーグ王者レアルと、UEFAヨーロッパリーグ優勝のセビージャのスペイン勢対決で、UEFA公式サイトの予想スタメンではベンチスタートとなっていた清武だが、サンパオリ新監督は4-3-3システムの右ウイングで先発起用した。一方、ジダン監督率いるレアルは「BBCトリオ」のうちFWベイル、FWロナウドを欠いたものの、最終ラインにはDFセルヒオ・ラモスやマルセロ、MFカゼミーロ、今季ユベントスから復帰したFWモラタらが先発に並んだ。

 ゲームは前半21分に動く。スローインのこぼれ球を拾ったレアルのMFアセンシオがゴールから約30メートルの位置から左足ハーフボレーで狙うとゴール右隅に突き刺さった。新鋭MFのスーパーゴールでレアルが先制に成功した。

 しかし、セビージャも譲らない。同41分に右サイドからの展開をFWビエットが受け、最後はMFバスケスが豪快に左足シュート。これがゴール右隅に収まり、セビージャが1-1としてハーフタイムを迎えた。前半の支配率はセビージャが64%をマークし、清武もボールに絡みながら前半でチーム3位となる5.83キロを走るなど、精力的な動きを見せた。

 

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