「将来は野心によって決まる」 リバプール南野の去就を元英代表GKが予測「来季の役割はまだある」
リーズやインテルの名前が浮上するなかで、元英代表GKロビンソン氏が見解
イングランド1部リバプールの日本代表MF南野拓実は、シーズン終了後の去就が注目されている。元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏は、オフの動きは南野の「野心」によるとの見解を述べている。
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南野は現地時間5月17日に行われたプレミアリーグ第37節サウサンプトン戦(2-1)で今季リーグ初先発。1点を追う前半27分、右サイドのDFジョー・ゴメスからペナルティーエリア内でFWディオゴ・ジョッタが受け取ると、落としたボールに南野がDFの間を取り抜け出し、豪快に右足を振り抜いてニアサイドを打ち抜く同点弾を突き刺した。
データ分析会社「オプタ」によれば、プレミアリーグクラブ所属で今季公式戦1000分以上に出場している選手の中で、1ゴールあたりに要する時間が南野は101分で最も少ない。これは同僚のエジプト代表FWモハメド・サラー(5位/130分)、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(6位/133分)といったストライカーよりも優れた数値だった。
プレミアリーグ最終節のウォルバーハンプトン戦(3-1)で出番のなかった南野だが、英紙「デイリー・ミラー」や英地元紙「リバプール・エコー」にも寄稿するなど、フリーランスでリバプールを追うデイビッド・リンチ記者が「リーズとインテルから関心を集めている」と伝えるなど、その去就が注目されている。
英メディア「フットボール・インサイダー」では、トッテナムやブラックバーンなどでプレーした元イングランド代表GKロビンソン氏が、2024年6月までリバプールとの契約が残る南野についてコメントしている。
「(去就は)南野の野心によると思う。バイプレーヤーで満足しているなら、彼はリバプールにとどまるだろうし、クロップも南野を去らせたくないだろう。リバプールはあらゆる面でチャレンジングなチーム。チームの一員であるという意味では、これ以上の場所はない。南野が週に1回フットボールをしたいならリバプールを去るだろう。来シーズンの南野にまだ役割はあると思う。彼が毎試合、ベンチに座って時々プレーすることでハッピーなら、それは監督にとって理想だ。南野の将来は彼の野心によって決まる」
11月にはカタール・ワールドカップ(W杯)が開幕するだけに、それまでの期間は南野にとっても重要なものとなる。リバプール残留か、それとも移籍か、どのような決断を下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)