アーセナル冨安健洋が堂々10位…「難攻不落」と絶賛 プレミアリーグ「世界最高SBランキング」英メディア発表
昨夏アーセナルに加入の冨安健洋、「好調時、アーセナルのディフェンスの要」と高評価
英サッカー情報サイト「Squawka」が、2021-22シーズンのプレミアリーグから「世界最高のサイドバック(SB)」をランキング化。イングランド1部の名門アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が堂々の10位にランクインし、「好調時、冨安はアーセナルのディフェンスの要」「彼の不在時には守備が弱いチームに見えた」と賛辞を送っている。
記事ではSBについて「どんなシステムであれ、彼らは不可欠だ。そしてプレミアリーグは、間違いなく今、世界最高のSBに恵まれている」「攻撃的なSBもいれば、守備的なSBもいる」と多種多様なSBのタイプを紹介。そのなかで10位に選ばれたのが冨安だ。
現在23歳の冨安は2021年の夏にボローニャ(イタリア)からアーセナルへ加入。当初の注目度は低かったものの、右SBでスタメンを確保すると安定したパフォーマンスを披露し、チームに不可欠な存在となった。記事では「アーセナルが夏に補強した時、多くの人が注目した主な契約はアーロン・ラムズデールであり、冨安健洋の加入はややレーダーから外れていた。しかし今、彼が忘れ去られることはないだろう」と、評価が一変したことを伝えている。
怪我により一時離脱した時期もあったものの、今季リーグ戦21試合に出場。リーグ5位につけるチームのなかで存在感を高め、「好調時、冨安はアーセナルのディフェンスの要であり、難攻不落の守備網を形成してきた。この日本人スターは、守備的なSBの1人であり、チームメイトに攻撃をさせるために自分のポジションを取り、守備に安定感をもたらしている」と触れた。
球際での強さ、局面での判断力などが光っており、「冨安は今季、プレミアリーグで90分あたり平均1.87回のタックルと1.28回のインターセプトを記録し、5.56回のデュエルにも勝利。冨安のクオリティーは、彼が出場していない時のアーセナルのプレーにも表れており、彼の不在時には守備が弱いチームに見えた」と称賛している。
怪我なくフル稼働できていれば、さらに評価が高まっていた可能性もあった冨安。現地でも急成長株として注目を集めている。