闘莉王、森保J“選外”大迫勇也は元日本代表エースの苦境と“類似”と分析 「要求がドイツ時代よりも全然違う」

代表落選した神戸FW大迫勇也【写真:高橋 学】
代表落選した神戸FW大迫勇也【写真:高橋 学】

6月シリーズの日本代表戦でコンディション不良により大迫は選外となった

 日本サッカー協会(JFA)は5月20日、6月のキリンチャレンジカップ、キリンカップの4連戦に臨むメンバーを発表。森保ジャパンのエースとして支えてきたFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)が選外となった。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は不動のワントップの“不振”について、かつて日本代表の不動のエースで「スシボンバー」の異名で知られた名手の苦境と重ねている。

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 闘莉王氏のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」最新回のテーマはコンディション不良で森保ジャパンのメンバーから選外となった大迫。ブレーメンから神戸に加入後、今季リーグ1得点。18日の川崎戦ではメンバー外となっていた。

「ドイツでプレーしている大迫選手は(サポーターから)そこまで期待されない。逆に日本でプレーしている大迫選手はどれだけ期待されるか。どれだけのパフォーマンスを出さないといけないか。どれだけの活躍をしないと、みんなに認められないとなると、自分に対するプレッシャー、要求がドイツ時代よりも全然違うと思う」

 推定4億円という大型年俸で加入した森保ジャパン不動のワントップに集まる期待が大迫自身に精神的なプレッシャーになっていると、闘莉王氏は分析した。

「自分自身との戦い」と現状を分析した闘将は「鹿島にいた頃とドイツから帰ってきた大迫選手は全然違う。ジュビロにいた頃の高原とドイツから帰ってきた高原はみんなの要求の仕方が違う」と持論を展開した。

 浦和レッズ時代の同僚だった沖縄SVの高原直泰監督を例に挙げた。ドイツで「スシボンバー」と呼ばれ、日本代表の不動の1トップとして活躍していたが、2008年1月に浦和に移籍後はパフォーマンスを落とし、代表からも外れた経緯もあった。ドイツ帰りの新旧エースの苦境を重ねる最新回になっている。

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