PSGがムバッペと2025年まで契約延長 ラ・リーガは810億円の人件費計上を問題視「UEFAに訴える」
ムバッペは母国フランス残留を決断
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間5月21日、フランス代表FWキリアン・ムバッペと2025年までの新たな契約を結んだことを公式サイトで正式発表した。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
スペイン1部レアル・マドリードへの移籍が確実視されていたムバッペだが、PSGと新たに3年契約を結び、フランスの首都に残ることが発表された。
クラブの公式声明の中でムバッペは、「PSGとの契約延長を選んだことを発表したい。もちろん、僕は喜んでいるよ。最高レベルでプレーするために必要な、すべてのものを与えてくれるクラブで、成長を続けることができると確信している。同時に、僕が生まれて、育ち、自分の名前を広げたフランスでプレーを続けられることも喜んでいる」と、コメントをしている。
同日行われたリーグ・アン第38節メス戦(4-0)で、ムバッペはハットトリックを達成。シーズンの得点数を「28」まで伸ばし、4シーズン連続のリーグ・アン得点王に輝いた。また、17アシストという数字を残していることで、史上初となる得点王とアシスト王のダブル受賞を果たしている。ムバッペはPSGで4度のリーグ・アン優勝を果たしている一方で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では2020年に決勝進出を果たしたが、準優勝に終わっている。
PSGとの契約延長という決着を見たムバッペの動向だが、この合意を受けてリーガ・エスパニョーラが、昨シーズンに7億ユーロ(約945億円)の損失を出したPSGが、ムバッペと契約を延長したことで来季も6億ユーロ(約810億円)を超える人件費を計上していることを問題視。「これはスキャンダルだ。PSGについて、UEFAとフランス当局、EU当局に対して訴える」と、声明を発表している。
(FOOTBALL ZONE編集部)