南野拓実の去就に専門メディア番記者も意見が真っ二つ 「もう1年与えられるべき」「リバプールのレベルにない」
リーズ、インテル、ラツィオからの関心が報じられるなか、来季どこでプレーするのか
イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF南野拓実の去就が、大きな話題となっている。リバプール専門メディア「Liverpool.com」では、2人の番記者の意見が真っ二つに割れている。
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今シーズンの南野は、公式戦24試合に出場して10得点を記録。リバプールが優勝したリーグカップとFAカップでは、チーム内得点王となる活躍を見せた。今季リーグ戦初先発となった5月17日のプレミアリーグ第37節サウサンプトン戦(2-1)でも、同点ゴールを決める活躍を見せた。
しかし、選手層の厚いリバプールでは、両カップ戦の決勝で出場機会を得られず。リーグ戦やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも、ほとんどプレーする機会がなく、その選択をしているユルゲン・クロップ監督が「ガレージ内にあるフェラーリ」と、表現する状況となっている。
「Livepool.com」のベン・ボクサック記者は、「南野は、もう1シーズン与えられるべきだ」と、エジプト代表FWモハメド・サラーに次ぐ、90分での得点率に注目するとともに、ベルギー代表FWディボック・オリギ退団が確実のなかで、計算できる攻撃陣のバックアップとして残留させるべきだと主張している。
一方で、エメット・ゲーツ記者は、「次に動くべきだ」と、放出するべきとの考えを示した。そして、理由として「2年半の在籍期間で、彼は優れたサッカー選手であることを示した一方、リバプール用の選手ではない」と、得点能力を称賛しつつも、イングランドでプレーするためには、軽量すぎると指摘した。
また、優れた選手であるからこそ、リーグ戦の序盤戦だけの出場機会を得る選手にとどまるべきではないとし、放出に踏み切ることで、リバプールも移籍資金を得られるメリットを強調。「関わる全員にとって移籍が最高の選択だ。彼はリバプールのレベルになく、そのことを恥じる必要はない。移籍させることで、移籍資金も得ることができる」と、まとめている。
イングランド1部リーズのほかにも、イタリア1部インテル、ラツィオも、獲得に関心を示しているとされる南野。これまで本人はリバプールでプレーすることに強い思いを示してきたが、シーズン終了後にどのような決断を下すことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)