「インテルも競争に参加」 南野拓実、リーズ以外のクラブも関心か、英記者指摘の条件は移籍金27億円

リバプールの日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールの日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】

リーズ移籍は今季プレミア残留が最低条件

 イングランド1部リバプールの日本代表MF南野拓実は、シーズン終了後の去就が注目されている。リバプール番記者は、南野を売却する際には1700ポンド(約27億2000万円)を希望していると伝えている。

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 南野は現地時間5月17日に行われたプレミアリーグ第37節サウサンプトン戦(2-1)で今季リーグ初先発。1点を追う前半27分、右サイドのDFジョー・ゴメスからペナルティーエリア内でFWディオゴ・ジョッタが受け取ると、落としたボールに南野がDFの間を取り抜け出し、豪快に右足を振り抜いてニアサイドを打ち抜く同点弾を突き刺した。

 1月16日の第22節ブレントフォード戦以来、約4カ月ぶりの今季リーグ3点目。貴重なゴールでリバプールは追いつくと、後半22分にDFジョエル・マティプが勝ち越しゴールを挙げて、首位マンチェスター・シティと勝ち点1差につける2位をキープした。

 データ分析会社「オプタ」によれば、プレミアリーグクラブ所属で今季公式戦1000分以上に出場している選手の中で、1ゴールあたりに要する時間が南野は101分で最も少ない。これは同僚のエジプト代表FWモハメド・サラー(5位/130分)、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(6位/133分)といったストライカーよりも優れた数値だった。

 英紙「デイリー・ミラー」や英地元紙「リバプール・エコー」にも寄稿するなど、フリーランスでリバプールを追うデイビッド・リンチ記者は、「南野はリーズとインテルから関心を集めている」として、日本人アタッカーの去就に注目している。

「リーズが降格を回避した場合、再び南野とのサインを試みると考えられている。南野はコンスタントに出場機会を得ることを望んでいるため、移籍の可能性を受け入れやすいだろう。インテルも競争に参加している」

 リンチ記者によれば、2019年12月に移籍金725ポンド(約11億6000万円)で南野を獲得したリバプールは、南野を放出する際には1700ポンド(約27億2000万円)を手にすることを望んでいるという。

 希望額はかなりの高額となるが、果たして南野は今夏にリバプールを離れることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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