レンジャーズDFは「幸運な男」 相手主将の頭へ危険“足裏タックル”を元審判員が糾弾「無謀」

フランクフルトMFローデとレンジャーズDFランドストラム【写真:ロイター】
フランクフルトMFローデとレンジャーズDFランドストラム【写真:ロイター】

フランクフルトMFローデはレンジャーズDFランドストラムのプレーで頭部を裂傷

 スコットランド1部レンジャーズのイングランド人DFジョン・ランドストラムは、現地時間5月18日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝フランクフルト戦で相手主将セバスティアン・ローデに足裏タックルを見舞ってしまい、頭を縫う怪我を負わせたことで非難を浴びた。ノーカードの判定に、元審判員は「無謀」とそのプレーを糾弾している。

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 試合は一進一退の白熱する展開。1-1のまま延長戦に突入し、両者譲らぬままPK戦へ。3人目のキッカーとなったフランクフルトの日本代表MF鎌田大地は右ポストを叩きながらもネットを揺らして、スコアは3-3となった。すると、相手の4本目となったMFアーロン・ラムジーのキックをGKケビン・トラップがセーブ。最終的に5-4でフランクフルトが勝利した。

 フランクフルトが優勝を果たした試合で前半開始早々のワンプレーが話題に。同6分、ルーズボールに頭で飛び込んだMFローデは、レンジャーズDFランドストラムの足裏が入り転倒し、長い治療後頭に包帯を巻きプレーを続行した。また自身の公式インスタグラムでは縫った頭部の写真を公開していた。

 英ラジオ局「talkSPORT」のホストであるエイドリアン・ダーラム氏が、「退場させられなかった幸運な男」とランドストラムについて触れれば、プレミアリーグで主審を務めた経験を持つ元審判員のピーター・ウォルトン氏は「BTスポーツ」でそのプレーを「無謀」と主張した。

 スコットランド紙「The National」によれば、ランドストラム試合後、衛星放送「BTスポーツ」のインタビューでローデへのプレーについては語らず、「心が痛む。PKで負けてひどく失望している」と敗戦に肩を落としていたという。

 ローデが大事に至らなかったことが、不幸中の幸いというショッキングなシーンだった。

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