ベンゼマを超え、スアレスに並び、オーバメヤンへ迫る… 川崎の絶好調男が7戦連発弾で新境地へ

小林悠がJリーグ記録の8試合連続ゴールにあと「1」に迫る

 川崎フロンターレは6日、J1セカンドステージ第7節でヴァンフォーレ甲府をホームに迎え4-0で勝利したが、この日、一人のストライカーが偉大な記録に王手をかけた。

 16戦負けなしと悲願の初タイトルに向けて快進撃を続ける川崎のなかで、ひと際存在感を放っているのがFW小林悠だ。前節の湘南ベルマーレ戦で、2005年にFWジュニーニョが記録した5試合連続ゴールを上回る6戦連続得点のクラブ新記録を樹立すると、この甲府戦でもネットを揺らし、ついに1997年から98年にかけて当時横浜マリノスに所属していたFWサリナスがマークした8試合連続ゴールのリーグ記録まであと1つに迫った。

 後半11分、ピッチ中央でMF中村憲剛が浮き球の縦パスを前線に送ると、ボックス内に抜け出した小林が右足で巧みにトラップし、左足を一閃。ボールはゴール左隅に吸い込まれた。試合後、小林は7試合連続ゴールの偉業を達成するも、記録の更新に極力意識が向かないように努めていることを明かした。

「今日はなんとなく点を取れる気はしていたけど、できるだけ連続得点記録は意識しないようにしている。意識し始めると取れなくなるかもしれないので。まぁ、ここまできたら嫌でも多少は意識することになってしまうかもしれないけれど。

 今季は特に怪我をしていないことが大きい。去年は筋肉系の怪我が多かったが、マウスピースをするようになってからはそれがなくなった。あとは地道な筋トレやマッサージが成果につながってきたのかな。ゴールの場面のプレーもこれまでと特に変わっていない。自分は怪我さえなければ、これだけ点を取れると自信を持ってやってきたので」

 

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