2戦連続無得点にブラジル国民が激怒! 沈黙の“カナリア軍団”に向けられた屈辱的な掛け声
初の金メダル獲得を目指す開催国が、まさかのグループリーグ敗退危機
リオデジャネイロ五輪男子サッカーで、金メダルの大本命と見られていた開催国ブラジルが大ピンチに陥っている。現地時間7日に行なわれたグループリーグ第2戦のイラク戦も0-0と、2試合連続のスコアレスドローに終わった。世界各国がこの苦闘ぶりを伝えているが、試合後のイレブンに対して観客が盛大なブーイングや屈辱的な「オーレ」、そして女子サッカー第一人者の名の掛け声を浴びせるなど、国民の不満は大きく高まっているようだ。
試合はブラジルが圧倒的にボールを支配する展開となった。前半7分にはFWガブリエル・ジェズスが決定機を迎えると、MFレナト・アウグスト、そしてキャプテンマークを巻いたFWネイマールらがチャンスを創出したが、イラクから得点を奪うことができず。初戦の南アフリカ戦に続くドローに終わった。
まさかの2戦連続未勝利、しかも無得点という結果に地元メディアとファンの怒りも頂点に達している。五輪開催地リオデジャネイロの地元紙「オ・グローボ」は、首都ブラジリアでの失態劇を以下のように伝えている。
「許容可能なところと我慢の境界線がある。チームが最近形成されたのは許容可能だ。プレッシャーも巨大だ。だが五輪1次リーグの結果で状況は悪化している。チームは国民からの信頼を失っている。イラクに対しての0-0の結果にブーイングを挙げ、侮辱の意味を込めた『オーレ』、『マルタ』の叫びを聞いた」
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